水曜日, 2月 27, 2008

ダイビングブログの文体研究

先日は、ライセンス取得のお客様の最終日でした。ダイビング業界を代表して厚く御礼申しあげます。これからも、さらなるダイビング活動に従事されること、遠くハワイの空よりお祈りしております。

さて、帰路の際、ブログの話題となりました。弊社、船長取締役より、ブログの文体に欠陥があるとのご指摘をいただきました。ダイビングショップの文体では無いとの事です。

そこで、ダイビングブログ文体というものを調査してみました。大きく分けて、3種類の文体に分類できると思います。

  • 椎名誠さん系文体。「ビールと焼酎とかつおがあればいいのだ、うはうはだらだらやる気無しハワイ的人々の生活」、読者に違った角度から物を見る価値を与えるタイプ。

  • 松任谷由美さんの歌詞系文体。「サンゴの妖精(幼生)たちが満月の光を浴びて星空に変わっていく~」、読者に頭の中で絵を描かせるタイプ。

  • 「イルカちゃん。。。!!!!<>?”:?><」、モールス信号または、手旗信号タイプ。

    どの文体も趣きがあり良いと思います。しかし、弊社のブログの見本はやっぱり、筑紫哲也さんの「多事争論」ニュース23タイプではないでしょうか。

    最初に、「こんばんは筑紫哲也です」から始まり、その日の出来事に対する、賛成か反対かの自分の立場を決めて、論を通し、最後に、「~ではないでしょうか?」と聴衆に問題提起をして、タイトルの落ちを取る、というスタイル。

    読者の皆さんお時間をいただきありがとうございます。皆様のご活躍お祈りしております。


  • 今日の、カイルハ湾です。

    月曜日, 2月 25, 2008

    ダイビングはデモクラティック

    ここ数日、一日2回のハワイアンダイビングのツアーをしています。ライセンスを取得される方がいらっしゃいましたので、会話の中で、ダイビングを体力的にいつまでつづけられるのか?またはどうつづけるか?ということが話されました。

     ダイビングの必要体力は果たしてどのくらいなのだろう?あるリサーチによると、ダイビングを満足にできるために必要な体力を維持するためには、週3回の30分から60分の有酸素運動が必要で、負荷は最大心拍数の70から90%の運動がいいみたいです。(Pollock, 2008, p. 37)これは非常にタフですね、年2,3回のダイビング旅行の為に毎週運動することは、年2,3回の海外旅行の為に英語を勉強するのと一緒で、つづけるのは大変です。その上、ダイビングは長距離旅行が付きまといます、長時間の飛行機、時差ボケ、または、友人の付合い観光買物疲れなど、いろいろ他の疲労の原因があります。

     ダイビングのライセンスに更新、書換、視力検査もありません。そこで、体力は落ちても、また長旅で疲れてもダイビングを楽しめるよう、技術向上したり、器具の研究、ダイビングスタイルを選んだり、または、友人に買物を一人で行かせる勇気で、それをカバーするのが長続きの秘訣かもしれません。つまり、ダイビングは体力年齢性別に関係ないデモクラティックな遊びではないでしょうか。


    reference
    Pollock, N. (2008, January/ February). How Physically Fit is Fit to Dive? Alert diver, 34-37.

    金曜日, 2月 22, 2008

    1975年は、「人食いざめ元年」


    今日のダイビングは、ブルーウォーターダイビング1回と2回のハワイアンダイビングです。3回ともサメに遭遇しました。ブルーウォーターでは、でかい目つきの悪いサメが、我々7人のダイバーをぐるりと遠目に一周し去っていきました。

    サメに出会うと必ず、出てくる会話は、凶暴な種類かそうでないか?という議論です。論点は形容詞に「人食い」が付くか付かないかってことじゃないでしょうか。

    小生にとって、サメはやっぱりJAWS(1975)のJawsなのですね。種類は関係ないのです。その後、いろいろ人食いサメ系の映画やドラマ、ディスカバリーチャンネルのサメ特集を散々みましたが、それでも、サメを実際、海で見て、思い出すのが、JAWSの中でロバートショウがジョーズに食べられるシーンなのです。

    多分、普通の人にとって、JAWSの公開年、1975年は、「人食いざめ元年」なのではないでしょうか。

    それと、少し前の新聞で知ったのですが、JAWSのAmity警察署所長役だった、ロイシャイダーが亡くなったんですね。すきな俳優だったんです、今年のアカデミー賞では、写真で登場するんですね、悲しいですね。

    今日のハワイの夕日をつけときます。

    木曜日, 2月 21, 2008

    ブラックウォーターダイビングはマニアックかも!


    先日の、マンタナイトツアーは、2本ともたくさんマンタに遭遇でき、お客様は喜び、小生はほっと一息です。マンタダイブの前は、入札結果発表の気持ちと同じなのです。

    ところで、その帰り、ブラックウォーターダイビングを決行いたしました。それは夜のブルーウォーターダイビングです。夜中、沖合いに船を出して、底なし、壁なしの海で、ロープにつながれて漂うダイビングです。真っ暗な海の中で、ロープにつながれて、くらげみたいな透明ピカピカ生物と一緒に漂っていると、ついいままでの人生を振り返ってしまいました。「いろいろ悪さしてきたなあ」と懺悔の50分間でした。

    結構、いろいろ動物がいるもので、ハリウッド映画の宇宙船みたいなのがいっぱいいます。ライトを当てて見るので、ピカピカと光をだしている様子がはっきりと見れ、とっても神秘的できれいです。なんで光るのか?と不思議ですね。あとは、えびかにのちっちゃな奴です。もしかしたら、スーパーロブスターかもしれません。ロブスターが子供のころ、2週間だけ魚のように泳げる時があるそうです。(Corson, 2004, p.146) そんなかんなに出くわして、意外と楽しんでしまいました。

    まだ、このダイビングは商品にしていないですが、検討中です。

    このダイビングの報告を親友の食事会でしたら、瞑想ダイビングとして売ればとアドバイスいただきました。おいしい食事ありがとうございます。

    reference
    Corson, T. (2004). The Secret of Lobsters. New York:HarperCollins Publishers.

    月曜日, 2月 18, 2008

    イルカとダイビングミックスツアーの概要

    先日も、最近人気のイルカツアーと2タンクダイブのツアーを行いました。今回のイルカは一緒に泳ぐのが非常難しかったです。水面に出る時間がほんの一瞬で、すぐ深く潜ってしまうので、発見が困難でした。

    小生も、常日頃お客さんが、なんとか、一緒に泳いでいる感覚を味わってもらおうといろいろトリックを考えているのですが、人間がイルカに泳いで追いつくわけがありません。そこで、イルカが水中から水面に息を吸いに浮上する時に、一緒に泳ぐのが一番親密感があるような気がします。水中のイルカがだんだん、自分の目線と同じところやってくる感覚がとてもいいです。今度、イルカと泳ぐときには、意識してやってみてください。

    このツアー特にパッケージとして商品にしているわけじゃないので、ホームページには別々に紹介しています。そこで、このケースの概要をご案内します。朝7時半前後に集合で、海に向かいます。海況とイルカの都合でその日の予定がきまりますが、基本的には、イルカ探しの前に一本ダイビングします。それで、8時半ぐらいからイルカを探し初めます。イルカを発見し、一緒に泳いで約3時間半。11時半前後にダイビング2本目をします。帰路に着くのが午後12時半。港帰着で解散が1時半ぐらいでしょうか。

    すべてが海況とイルカの都合によるので臨機応変ですが、なるべく上記の予定で事が流れるようにしています。その上、冬はクジラの季節の為、ツアー中彼らに遭遇すると観察しますので、その時間も関係してきます。どうぞお試しください。

    木曜日, 2月 14, 2008

    イルカ360度、マンタ1匹、かつお1匹


    先日も、イルカツアーと2タンクダイブを一緒に行いました。イルカの大きな群れとぶつかり、とても機嫌がよかったらしく、イルカが近くに来て泳いでくれました。

    その近くで、ダイビングをしていると、そのイルカたちが移動をはじめ、我々の方にやってきました。潜水中はイルカの群れに360度囲まれ楽しく観察できました。水中で、イルカと同じ目線で一緒にいると、彼らはよく無欲に遊んでいます。そんな姿をみていると、毎回思うのですが、彼らに食べさせてもらっている小生としては、頭が下がります。そうそう、そのイルカの群れの中で、マンタも姿を見せてくれました。マンタにも頭が上がりません。

    イルカとダイビングの組み合わせは最近人気のパッケージです。イルカは野生のイルカを毎日探すので、神出鬼没です。港から、10分で見つかるときもあれば、1時間の時もあります。ダイビングツアーを同時に行うときは、どこでイルカに出会うかで、ダイビングポイントが変わります。そのため、あまり普段行けないところでダイビングすることが多いのです。よりダイビングツアーが"ツアー"で楽しめます。

    そのツアーの帰りに、トローリングを遊びでしていたら、かつおが釣れました。自然にその日の夕飯はかつおです。かつおにも食べさせてもらっている小生です。

    日曜日, 2月 10, 2008

    コナのエリートカンパチ

    先日、ドルフィンスイムと2タンクダイブをミックスして開催しました、大きなイルカの群れで、湾内を回って泳いでくれたので、イルカとの親密感の高いツアーとなりました。

    ところで、イルカのツアーでよく見かける、コナ空港沖合いに三角形の形をした物体があります。お客さんが気がつくと必ず、何か?と質問があります。あれは、カンパチ、日本でいうハマチの養殖場です。この物体の海面下にはダイアモンド型をした網があります。その中で、"コナカンパチ"が育てられています。これはトレードマーク登録されている為、ここのカンパチたちは、住所を持っていて、由緒ただしい魚なのです。育て方も科学的に育てられていて、寄生虫、汚染無しの純粋培養です。環境への配慮も餌の段階から考えられています。(Hollier, 2007, p. 92. 94). そうです、彼らはエリートカンパチなのです。小生もハワイの観光産業だけでなく、環境産業に期待したいとおもいます。

    reference
    Hollier, D. (1997). Five-Fathom Farm. HanaHou!, 10(6), 91-95.

    金曜日, 2月 08, 2008

    くじら、イルカ、そしてマンタ

    先日のイルカツアーでは、イルカ、マンタ、くじらに出会い、晴天にも恵まれ内容の濃いツアーとなりました。一番の見所は、くじらが水面で全身ジャンプする行動(breach)に出くわしたことでしょうか。珍しい理由は、なかなかジャンプするくじらにあえないことと、ジャンプはほんの一瞬なので、振り向いたときには水しぶきしかみえないことがおおいですね。でも今回は、つずけて数回飛んでくれたので、しっかり観察できました。なぜ飛ぶのかはいまいち理由がわからないそうですが、ハワイの鯨はなにか、お見合いと子作りに関係があるみたいですね。(Kaufman & Forestell, 1986). ほかにも面白い行動がいろいろあります。現在、小生も勉強中で行動解明に努めたいと思います。

    reference
    Kaufman, G.D., & Forestell, P. H. (1986). Hawaii's Humpback Whales: A Complete Whalewatchers Guide. Aiea, HI: Island Heritage Publishing.

    月曜日, 2月 04, 2008

    コナの贅沢


    これは、コナのセーフウェイのポキ、またはポケです。左がスパイシーアヒポキ。マヨネーズ風味でちょっと辛味があります。
    右側がタコポキです。ふりかけ風味で塩味です。両方とも1パウンド8ドルぐらいでしょうか。KTAスパーにもポキがありますが、小生は、この2種類の組み合わせがいいですね、ハーフパウンドずつ買って、ちょっと贅沢します。コナへお越しのさいは、どうぞお試しください。