金曜日, 9月 11, 2009

カメラを捨て、海へ出よう

写真はマンタです。イルカではありません。

ハワイ島のドルフィンスイムツアーの際、水中カメラをもってイルカと泳いでいるお客様がいっぱいいらっしゃいます。

そこで、最近思ったのですが、写真やムービーを撮るのは、半分にしておいて、あとはカメラ無しで自由にイルカと泳いだほうが、いいのかな?と考えるのです。

先日も、お客様とお話していたのですが、カメラと一緒にイルカと泳ぐと、カメラのファインダーを見ていて、イルカを見ていないのです。

カメラを持っていくと、どうしても最初に見たイルカの撮影に夢中になってしまって、他のもっと条件のいいイルカを見逃してしまう可能性が大なのです。

実際にイルカの群れに囲まれると、イルカが透明度の向こうから、突然視界に飛び込んできます。イルカがどこから現れるか解りません、自分の背中から現れることもあります。

カメラ越しだと視界がすごく狭くなるので、イルカの群れや、それを取り巻く水中風景の全体像が見れなく、すごくもったいないのです。

ドルフィンスイムの醍醐味は、イルカ自体の観察もおもしろいのですが、イルカが泳ぐ海を同時に観察できることなのですね、サンゴもあれば、魚もいます、マンタやエイなども同時に観察できるのです。

透明度の差や光の入り具合で、イルカの体の色が違ってみえたりするのです。これが、野生のイルカと泳ぐ楽しさだと思うのですね。

なので、イルカの取り巻く水中環境と、数多くのイルカと接することができるように、いつも目を広く開けておいたほうが、より、一緒に泳いだ感が深まるのです。

次回のドルフィンスイムの際は、ある程度写真を撮ったら、カメラを船に置いて、イルカが泳ぐ海をイルカと一緒に泳いで欲しいな、と思うのです。

ハワイ島でドルフィンスイム:http://www.oceanspirit.com/dolphin1.htm