月曜日, 7月 28, 2008

ハワイ観光復活は人です

今月もたくさんのお客様にお越しいただきました。誠にありがとうございます。至らぬところ多々ありますが、今後ともご贔屓の程よろしくお願いいたします。

ハワイ州全体では、7月のホテルの利用率は、去年と同じ時期に比べ、9.5パーセントマイナスです。また、ハワイ島では、23.4パーセントマイナス。オアフ島は、1.2パーセントマイナスです。(Blair, C)

ホノルルがあるオアフ島はまだしょうがないところですが、他の島は、全滅です。ハブになるオアフ島から他の島へいく飛行機も高くなり、気軽に行けなくなっているのですね。

その上、ハワイ島、マウイ島のホテルも高いので、行って寝るだけにお金がかかってしまいます。そんなところには誰もいかないですよね。言い換えれば、ハワイにそれだけ価値があるか?ってことです。

たとえば、日本からならアジアやオセアニア、または、ハワイよりも近い太平洋諸国など、まだまだ安くいけるところはたくさんあります。アメリカ本土からなら、カリブ海、メキシコなど近くて安くていいところはいっぱいあります。

その辺の国をあげて観光開発している元気な所と戦うのですから、ハワイ共和国も大変です。よく言いますが、「腐ってもハワイ」なんて悠長な事を言っていたら先を越されます。

それでも、ハワイ島が好きで、たくさんお客様がいらっしゃいます。そんなお客さまに食べさせてもらっている事を毎日感謝しながら、ハワイの人間1人1人がそれを認識して、みなさまをお迎えする事が先決だと思います。経済学者がいろいろ分析してますが、それを言う学者がいないことはとっても悲しいことです。

今月もありがとうございました。

ハワイ島のダイビング、イルカツアーなら、オーシャンスピリットダイビングハワイ。http://www.oceanspirit.com/

References
Blair, C. ( July 25, 2008). Tourism Shivers Through Cold Summer. Pacific Business News.

コナ道楽釣り大会

7月28日から8月1日まで、コナでカジキの釣り大会があります。釣りキチ三平愛読者の方なら、読んだことあると思います。

世界から、腕自慢の釣りキチたちが集まり、5日間の日程でカジキと戦います。スポーツフィッシングと言われるトローリングで、釣果を競うのは、オリンピックと同じぐらい参加には名誉があるのです。

と、いいたいところですが、パレードを見る限り、イメージはライオンズクラブの釣りバージョンって感じですかね。7月27日にその選手たちの、パレードがコナの町であったのです。

お祭りにはつき物の、ビルフィッシュクイーンというのがいて、オープンカーにのってくるのです。彼女の名前が車に貼ってあるのですが、ペンキ塗りの時につかうマスキングテープ(青色)の奴でくっつけてあるだけなのです。

しかも、左右ばらばらで、醜いのです。多分、彼女は、地元スポンサーの娘か親戚の子で、「最終日に優勝者にトロフィーを渡すだけでいいよ」と言われているのでしょう。

次にくるのが、地元議員候補者です、飴やチョコレートを車から投げ、それを道端で待っている選挙権の無い子供が拾い集めるのです。その上、実際、そのパレードを見ている人は行き当たりばったりの観光客で、ハワイには選挙登録していないのです。

つぎに来るのが、地元スポンサーの看板車に乗った、選手たちです。パレードのアナウンサーは、看板車の看板を見て声に出すだけですが、どこから来た選手なのか把握しておらず、その場で聞いて口にするのですね。

でも、そのアナウンサーはそんな行き当たりばったりパレードの趣旨を理解していて、「こんなもんだよ」という態度がとっても気軽で面白かったですね。参加名簿によると、26チームあるのですが、実際パレードに参加したチームは5チームぐらいでしょうか。

その中でも、日本関係のチームは一番列が長く、日本の釣り具メーカーの看板と、しっかり釣りメーカーの名前入りTシャツを着て、参加です。

名簿によると、アメリカ関係のチームが、15チーム。日本関係が、6チーム。パプアニューギニーが、2チーム。ニュージーランドが1チーム。サウスアフリカが1チーム、ポルトガルが1チームです。

チーム構成をみると、ハワイに遠洋漁業権のサミットで集まっている感じですよね、もし、チリとかアルゼンチンとかが加わったら、世界銀行の漁業開発予算会議の集まりです。

ホームページを書いておきます。もし、興味があったらみてください。日々結果とか発表になると思います。http://www.hibtfishing.com/


ハワイ島のイルカツアーなら、オーシャンスピリットダイビングハワイ。http://www.oceanspirit.com/

木曜日, 7月 24, 2008

どこの会社の日焼止めが一番効くか?

日本も梅雨が明け、海水浴シーズンの始まりです。ビールの宣伝と、日焼け止めのコマーシャルがテレビを独占していると思います。さて、今回、後者の日焼け止めについて考えてみます。

ある健康調査団体が、952種類の日焼け止め製品を調べ、日焼け止めの効果と、肌に対する影響をマトリックスに仕上げました。

その952種類、(アメリカ市場で出回っている日焼け止め)の中で、143種類が優良商品で、314種類は妥当な商品、そして、残り495種類の製品は使用する際覚悟しましょうという結果だそうです。

ここのサイトにいくと、製品1つ1つに評価がついているので、自分の使っている物、または、今から買おうという商品の参考になると思います。

医者や評論家によって、このデータの正確さには疑問があります。実際、分野を問わず、あらゆるリサーチの結果には異論反論あって、完璧で超越した結果は存在しません。誤差や、偏見が入るのです。その古い調査を元に、また新しい角度で調査をし、これが永久に続くのです。これが文明なのです。

なので、495種類が悪影響を及ぼすとは絶対言えないのですね、また、142種類が本当にいい商品なのかは、これまた疑問です。

でも、がんばって調査していると思いますので、参考程度に見てみるといいと思います。

記事の結論にもありますが、データの結果はどうでも、日焼け止めは、いろいろ他の日焼け対策との組み合わせで、初めて効果を発揮すると言えるでしょう。

帽子をかぶったり、肌の露出を避け、日陰に入ったり、水で冷やしたり、日に当った後のお手入れなど、要するに、日焼け対策の特効薬は、自己管理しかないのです。

ハワイにいてなんですが、小生も日焼けは嫌いです。


そのサイトを書いておきますね。
http://www.cosmeticsdatabase.com/special/sunscreens2008/summary.php

References
Parker-pope, Tara. (July 22, 2008). Sunscreen Safety Is Called Into Question. The New York Times.

水曜日, 7月 23, 2008

釣りキチ仁義

昨日は、とってもいいトローリングツアーができました。6人貸切の釣りだったのですが、出港すぐに、2本のサオにヒットが一緒に来ました。

一匹はとっても大きく、かなり糸を出されたので、1人では巻ききれず、男3人で巻き取りました。トローリングはスポーツフィッシングと言われる理由がここにあるのですね。

2つのリールが、「ビービービー」と船中に鳴り響き、2匹の魚と2人の大人の駆引きを同時に目撃するのは、クルーとしてとっても興奮しましたね。

特に、1人のお客様は、小生は足元にも及ばない、日本で、鮎釣りでならした名士です。サカナがかかり、サオを握った瞬間、「この人は素人ではないな」と思いましたね。

特に、日本の鮎釣りは、非常に繊細で、サオの握りの感覚が全てです。サオを通して、自分の手で、おとり鮎の動きを読んで、返しの無い針で目的の鮎を引っ掛けて釣るのです。

ビクビクとくるその振動に全て意味があって、それを解読し、頭の中に、目では見えない水中の模様を描いてする釣りなのです。

そんな釣りの猛者が、ハワイでトローリングのサオを握っても、素人ではありません。ギュンギュンとサオを振り、糸を巻いて、サカナと駆引きを楽しんでいました。

釣りキチ仁義をしっかり守ってくれる、紳士なお客様で、船上での仕事や、サカナの調理を手伝ってくれて、とっても気持ちの良い釣り仲間です。

ハワイのサカナもそんな、日本の釣りキチに挑戦を挑んできたのかもしれません。船上で、その勇姿を見ながらそんなこと考えていました。

ブログノルマ進捗

今日で、7月分のブログノルマが5つ残っています。毎月15のブログをノルマにしているのです。

取り急ぎ、弊社でブログを書く理由っていうのは無いのです。ただ、他の会社がやっているからやってみるかという程度の理由ですね。特に、取締役から書けという業務命令もありません。

小生個人的にも、毎日見た魚や海況などを書く興味もありません。また、小生の「元気なハワイ日記」に読者が興味あるとは思えません。それに、日記を書くほどリアルな生活などしていないのです。

写真もそんなにマメに撮るほうでもありません。旅先でもめったに写真など撮りません。庭先に新しく咲いた花にも、写真を撮るほど感動しません。あとレストランの新しいメニューにも写真を撮るほど興味ありませんし、食堂でメニューなど読んだこともありません。また、古いタイプの人間なので、お客さんと一緒に海に入るときは、自分では写真は撮りません。

それでも、バッグにカメラはいつでも入っています。良いタイミングがあれば、メディアに使う写真が撮れるようにです。なので、写真は、仕事の興味だけです。

こんな感じなので、ノルマが必要なのですね。どこかの新聞で読んだのですが、ブログ成功秘訣の第一は、定期的な更新だそうです。昔から「定期的」って言う言葉を聞くと、アレルギー症状がでるのです。体中にかゆみがでてしまうのです。なので、毎月、1日から30日の間に、15個のブログを書くということだけを、義務にしているのです。

1日に15のブログを書けば、ノルマ達成です。でも、その「前倒し型のノルマ達成」は小生のもっとも不得意なところなのです。徹夜型なのです。

今月、あと4つです。

月曜日, 7月 21, 2008

旅行の調査は念入りに

旅行業界が混沌としている中で、アメリカでも来年のツアー旅行の募集がもう始まっているらしいのです。例年より、3,4ヵ月早いそうです。

旅行会社も、早期に予約を確定し、前金を確保するために、早期割引作戦にでているみたいですね。

旅行会社によって、さまざまな割引や値踏みがちがうので、消費者はとっても勉強と下調べが必要です。アメリカなどの超資本主義な社会だと、へたをすると「正直ものが馬鹿をみる」事になります。

その為、アメリカではたくさんの旅行コンサルタントのホームページがあります。飛行機の値段を比較しているサイトや、その比較しているサイトを比較するサイトまであります。航空運賃の予想価格を計算するサイトがあったりします。日本でも今そんな情報ページがたくさんあると思います。

燃料の値段など不確定要素が多いため、最近の飛行機運賃は”時価”になっていますね。すし屋さんみたいに、客の顔と日によって値段が変わるのです。

その上、皆さんもやっているでしょうが、現地での遊びの調査です。ダイビング、イルカツアーなどどこでやるのが得なのか調べていますよね。まず最初に価格表を見て、「オーシャンスピリットは値段が高いから駄目!」と右上のバッテンマークをクリックしていますよね。グーグルをして、次のダイブショップのホームページにいくのです。

もっと用心深い人は、ソーシャルネットワークサイトなどを利用し、ハワイ島でのダイビングはどこがおすすめですか?など質問してしまうのです。そうすると、「オーシャンスピリットは、かっこ良くて若い男のスタッフが働いていないからダメ」などと、Cプラスの評価をもらうのです。

そうすると、女性旅行者たちは、他のジャニーズ系ダイビングショップのスタッフ紹介欄などを参照し、出勤表を見て予約をいれるのです。

たまに、スタッフ紹介欄に、自分の飼っている犬猫の写真を、代わりに載せている人間もいますから注意してください。

この記事の最後にもありましたが、得な旅行をするために、今の時代、いろいろな形での、相談役が必要になってきているのです。「地球の歩き方」に相談する以前の問題なのですね。

References
HIGGINS, M. (July 20, 2008). For Some, Next Year Is Already Here. The New York Times 

土曜日, 7月 19, 2008

北関東ブルジュア家族のハワイとは?

夏休みに入り、ハワイ島でも家族ずれの観光客が多くなりました。家族旅行にも2種類あって、成人した子供が親と一緒に旅行するタイプと、親が子供を連れてくるタイプですね。どちらもとってもいいことだと思いますね。

今回は、後者について考えてみたのです。弊社でも、ダイビングとは関係無い家族ずれのお客さまの誘致に力を入れています。

日本でも、子供や学校事情も変わってきていて、子供も忙しくなってきました。親と一緒に休暇をとらないとなかなか遊ぶ機会もないと思います。そのうえ、治安が悪くなってきて、子供だけで、夕暮れまで外で遊ばせておくことも都市部では難しくなってきました。

でも、子供の「遊び心」はいつの時代も一緒で、その方法や道具が変わってきているだけだと思います。

小生が小学生のころは、ハワイに家族で旅行するのは、県会議員の家族だけでした。ま、今思えば、いろいろ仕組みがあって、家族旅行ではなくて、視察だったのですね。ま、それはどうでも、子供の頃はうらやましく思ったものです。

小生の家族もブルジュア家族で、ハワイには毎年行っていました。そのころハワイは、日本語も通じて、日本円も使えて、車で行けたのです。名前も漢字とカタカナでとっても便利な場所でした。“常磐ハワイアンセンター”

その頃、北関東のお父さんたちは、「ハワイに行くぞ!」と子供に期待させて、常磐ハワイに連れていくのです。「ここが本当のハワイだ!」と言い切っていたのです。

でも、アメリカハワイにも負けないくらい面白い場所でした。でっかい温室の中に流れるプールや、かなり大きいすべり台などがあり、冬も遊べる温水プールとしては、結構スケールが大きかったのです。

特筆することは、露天風呂があり、その名が“ナイアガラ風呂”。大きな滝がありそこから温泉が流れてくるのです。もう一つは“金風呂”。金で出来たお風呂で、きらきら黄金にお湯が光って見えるのです。

でっかい温室には、植物園があって、水槽にアマゾン川原産のピラニア
がいるのです。毎日、餌の時間が決まっていて、餌付けを見られるのです。

子供の頃は、ハワイにはナイアガラの滝があり、ハワイ人は金のお風呂に入り、ハワイの川にはピラニアがいると思っていたのです。

今思えば、地理や文化をいっさい無視した“誤解の詰合せハワイ”だったのですね。

その近くに、あぶくま洞と言う鍾乳洞があり、そこを見学して帰るのです。このコースが北関東ブルジュア家族のハワイ旅行だったのです。

まだ常磐ハワイがあるのかは知りませんが、今の本当のブルジュア家族は、本当のハワイに来て遊んでいるので、そんな“誤解”はないと思います。

木曜日, 7月 17, 2008

画廊海下魂、水中お絵描のすすめ

以前から、やってみたかった事があります。ダイビング中に絵を描くことです。

水の中で字や地図を書くことは多々ありますが、1ヵ所に腰を据えて、じっくり風景を見ながら、絵を描くことはなかなかありません。そこでやってみたのですが、非常におもしろい!!

小生は、絵心などまったくありません。絵画など趣味にしようと思ったこともありません。でも、よく、ファミリーレストランで、子供がクレヨンをもらってテーブルクロスに絵を描いていますよね。それを見て、「大人はどうしてやらないのだろう?」といつも思っていました。

絵を描くと、風景の詳細に気を使うようになるのですね。いつも行ってるダイビングポイントですが、風景が違って見えてくるのです。同時に、今まで気がつかなかった生物の形や模様、色などが目に入ってきます。「この魚は、目の上に点があったんだ!」など新発見がいろいろあるのです。

そうすると、もっとそのダイビングポイントや生物が身近に思えてくるのです。よくハワイ島でも、陸の風景を描いている人を見かけますが、彼ら彼女らしか見えないハワイ島の風景が右脳にあるのだな~と思いますね。

デジタルカメラが非常に安くなり、誰でも水中写真を撮れるようになりました。その上、フィルムが無いので、マシンガンのように連写できます。気に入らなかったら後で消せばいいのです。

そんな時代だからこそ、たまには絵を描く、なんてこともあってもいいのかもしれません。

筆自慢のダイバーの方試してみてはどうですか?

弊社のトップページの下に、期間限定コレクションを並べておきました。

http://www.oceanspirit.com/

水曜日, 7月 16, 2008

ガソリン222問題

ガソリンについての面白い話です。ハワイのガソリン、現在、1ガロン(約3.8リットル)4ドル60セント前後だと思います。ニューヨークは、4ドル40セントのラインに入ったようです。

そこで、面白いことに、ニューヨークで、ガソリンスタンドが値段表示の為に使う”4”の数字のシールが不足して、手書きで書いているらしいのです。

東海岸ですと、ガソリンに3種類のグレードがあり、それぞれ値段をつけなくてはいけないので、結構数字のシールが必要です。

今、急激にガソリンが上がっているため、スタンドの準備が間に合わなくなっているらしいのです。ニューヨーク市だと、今年35パーセントの値上がりだそうです。

彼らは、3ドル30セントのラインでも同じ経験をしています。そして、多分5ドル50セントラインに入ったらまた、同じ経験をするのでしょうか?

日本では、1リットル、180円を越えたらしいですね。そして、222円ラインに入ったら、同じ経験をするのでしょうか? しないと思います。

そのラインにちかずくと、ガソリン小売協会とか言う団体が、「今から取り組もうガソリン222問題」と称して、煽りたて、看板屋のお父さんが、「特需だ、それガソリンスタンドに営業に行ってこい!」と息子に発破をかけるのです。

そして、「この機会ですから、LEDデジタル式の看板に変えましょう。そうすると、雨の日、風の日も事務所からボタン1つで値段チェンジできます」、「今なら、国から補助金がでますよ」とか何とか言って、5千万とかの看板を受注するのです。

オーバーな憶測ですが、経済ってのは面白いですね。



BELSON, N. (July 15, 2008). A Shortage at the Pump: Not of Gas, but of 4s. The New York Times

火曜日, 7月 15, 2008

コビレゴンドウ級潜水艦



先日は、ハワイ島コナ沖合いをトローリングしていたところ、コビレゴンドウクジラの群れに出くわしました。

しばらく釣りをやすんで、コビレゴンドウとブルーウォータースノーケルを楽しみました。

近くで見ると、彼らは潜水艦のように黒く、魚雷のように重量感のある泳ぎをするのです。特に、360度、他になにも視界に入らない青い水の中で見る彼らは、妙に存在感があります。

イルカほど愛嬌というものが感じられず。とりあえず、「俺の道を行く、どけ、寄ってくるな」と言っているような気がします。

基本的に彼らは、シャイで敏感らしいのです。寄るのも難しく、こっちが彼らの防衛圏内に入ると、速く泳ぎ始めます。こっちは、スノーケルですが、息を止め、フィンキックの音を殺し、じりじりと彼らとの間合いを詰めていく作業の緊張感はとっても心地よかったですね。

この緊張感は、ドルフィンスイムでは味わえない感覚でした。

幸運にも、弊社のボートしかその群れの近くに居なかっため、とっても静かな海でした。

潜水艦クジラのビデオをつけておきますね。

月曜日, 7月 14, 2008

空港で寝る方法

飛行機会社もいろいろ大変なのです。燃料費を別途徴収。バッグの積込みに別途料金を徴収。ランチボックスに別途料金を徴収。お酒にも別途料金徴収。

そのうち、大人男性80キロ以上は、1キロごとに別途徴収され、セキュリティーチェックの時、体重計にも立たせられるでしょう。

太ったセキュリティーのおばちゃんが、コーヒーとドーナッツを食べながら、僕らの搭乗券に、「君は10キロオバー、$100なり」と赤ペンで書く日が来るでしょう。また、飛行機の中のトイレにも別途料金を徴収されそうな勢いですね。

もう一つ、飛行機会社が何か不都合があった場合に配っていた、無料ホテル券など削減するようになり、旅行者が自腹を切り、ホテルなど手配しなくてはいけない状況です。

でも、賢い旅行者は、いかに空港をホテルにするか考えているようです。新聞を読んでいて、あるホームページに出会いました。

空港でいかに快適に一晩をすごすか提案するページです。寝やすい空港のランキングがあって、空港の寝やすさごとにランクがついています。また、快適に過ごすためのコツやガイドなどがあります。空港睡眠ブログなどもあってなかなかおもしろいです。下にアドレスを書いておきます、もし旅行される際に、目的地の空港の様子をみて見てください。

これを読んで、1つの映画を思い出しました。題名が、「ターミナル」です。トム・ハンクスとキャサリーン・セタ・ジョーンズの共演で、スピルバーグが監督でした。

内容は、トム・ハンクスがある理由で、空港から出られなくなり、空港の中で生活する話です。はのぼのとしていい映画でした。空港の従業員との関係がとってもおもしろく描かれています。

いつも自分の飛行機のゲートを探しながら考えるのですが、いろいろ行き先が書いてあるゲートを通りすぎると、「この人達は、寒いところにいくのだな~」、とか、「危ないところにいくのだな~」、「この洋服は仕事だな」、「この二人は新婚だな~」、などかってに想像するのです。空港人間ウオッチングも面白いものです。出発点は一緒でも、みんな行き先は全く逆なのです。空港はいわば、人間の人生の縮図みたいな所ではないでしょうか。

http://www.sleepinginairports.com/


References
Mcdonnell, S. (July 15, 2008). Snoozing at the Terminal. The New York Times

日曜日, 7月 13, 2008

コナは今のところこんな感じです

現在の弊社の状況です。おかげさまで、毎日たくさんのお客さまに、お仕事をいただいております。弊社の船、アネラカイ号も毎日、フル稼動中です。営業車なので、走ってなんぼ、なのです。陸に上がっている時間がいかに少ないかが、彼女の価値なのですね。

これから、ハワイ島へいらっしゃる方への状況報告です。

マンタナイトダイビングのマンタも順調に毎日出ているようなので、今なら高確率で出会えると思います。最近気がついたことなのですが、マンタナイトの集いに参加されるスノーケラーの方が多いです。ほかの業者の船を見ても、ダイバーよりもスノーケラーのほうが多いですね。

マンタをスノーケルで観察できるのは、多分、観光地ではハワイ島しかないと思います。弊社も最近は、マンタを特に知らないお客さんにもこのツアーを勧めています。夜にスノーケルをする冒険心と、マンタ遭遇の好奇心を満たす楽しいツアーです。みなさん、マンタをあれだけ近くでみると、圧倒されます。

イルカツアーは、年中を通して見られる確立は変わりませんが、日によってイルカツアーの内容にばらつきがあります。なぜなら、イルカの行動が日によって違うからです。こればっかりはしょうがないので、毎日、イルカにお願いするしかないのです。

お客様の泳力に頼ることもあるのですが、なるべく疲れないように、船の操船と、段取りに努力したいと思います。

ダイビング全般ですが、かなり水温が上がってきて、1時間のダイビングくらいなら寒さを感じなくなってきています。透明度も良く、30mぐらいは見えますね。しかし、最近、波うねりの方向や大きさが、かなり日によって違います。午前中は良くても、お昼すぎに突然変わったりするので、ポイント選びに苦労しています。

釣りは、マグロ、カツオがたくさん釣れているようです。ハワイ島周辺には、集魚ブイといって、魚寄せが水面に浮いています。それが、カイルワ湾近くに浮いているため、みんなそこで結構釣果を上げているようです。でも、釣りには絶対という言葉は無くて、隣の船が10匹釣った日でも、1匹も釣れない船は必ずあります。そこが釣りなのですね。

コナの天気ですが、昼間は晴れています。夕方は雨が降ることが多いですが、夕立みたいな降りかたなので、強い雨ですがすぐ止みます。

ガソリンは4ドル65セント前後です。アメリカ平均は今、4ドル越えていますので、ま、仕方がないところです。

交通渋滞ですが、19号線、空港からコナへの方向は、平日は1日中渋滞です。時間に余裕をもって運転してください。箱崎インター状態です。土日は空いています。コナから空港方面は、二車線になったので、流れは順調です。

なにか個別の質問ありましたら、お問合せください。

夏の予約もいっぱいいただいているようですので、体調管理に万膳をつくしてみなさまをお迎えしたいと思います。

土曜日, 7月 12, 2008

鉄板焼きの時代

昨日、ロッキー青木さんが、お亡くなりになったのですね。アメリカに日本食のレストラン、ベニハナチェーンで成功した人です。

鉄板焼きというダイニングスタイルをアメリカ人に提案しました。日本では、キャンプの時以外はあまり見ませんが、北米には、鉄板焼きレストランと称して、大きな鉄板の周りにカウンター形式で、お客に座ってもらい、シェフが鉄板で物を焼きながら、簡単なパフォーマンスとおしゃべりをするのです。

ナイフをガンのようにくるくる回したり、コショウと塩の缶をジャグラーみたいにお手玉したり、鉄板をたたいてリズムよく調理するのです。

北米では、あまり一般の家で鉄板で物を焼くってことがないと思います。キャンプや裏庭BBQでも、みんな網やクシに刺してもの焼くのです。アウトドアストアーにも、鉄板というのがありません。

パフォーマンスと鉄板で物を焼くという珍しさに、成功に秘訣があったのかも知れません。

青木氏の知名度は、もちろん紅花レストランの成功ですが、小生が子供のころは、青木さんを、冒険家だと思っていました。気球やモーターボートのレースに出て、何度もケガをして、死にそうになった事もあったと思います。

子供心にも、「アメリカにはすごい日本人がいるな~」と思ったものです。アメリカ日本食成功ストーリーの魁だったのではないでしょうか。

最近は、娘がモデルか女優で、映画キルビルなどにも出て、また名前を聞くようになったばっかりでした、残念です。

鉄板焼きの時代でした。

月曜日, 7月 07, 2008

この記事はおもしろくないと思います。

今日、お客さんを、港でお待ちしている間に、新聞を読んでいたのですが、なるほどという記事がありました。

アメリカの次の大統領候補のオバマ氏のインターネットキャンペーン戦略を、フェースブックの創設者の一人がやっているのですね。しかも、24歳です。

フェースブック、マイスペースといいますと、ソシアルネットワーキングの先駆けで、アメリカ大学生の大部分が参加しています。

学校の夏休みの間や、卒業してからみんなで連絡を取り合って、近況を確かめあっているのですね。また、パーティー、合コンなどの写真をとって、次の日みんなでその写真を見るのでは無く、ひとりひとりがインターネットでその写真を個別に見て、インターネット上でそのパーティーの話題を、遠隔地で話すのです。

オバマ氏も、そんなインターネットの草の根運動効果を認めていて、彼のキャンペーンでは、強力な武器だそうです。

以前、ブログは、新しい口コミツールだと書いたことがありました。個人の表現力や意見が、自由に表現できて、それを自由に批判したり、賛美できることはとってもいいことだと思いますね。それこそが、本当の“草の根運動”っていうのではないでしょうか。

オバマ氏がメディアに出てくる写真では、携帯端末を使っている彼の写真が多いと思います。アメリカの選挙に“たまたま”は無いので、わざわざその携帯姿を宣伝しているのでしょう。その辺のユーザー層を意識して。

草の根運動と称して、政治家が握手の回数を数えていた時代がなつかしいですね。

イルカと泳ぎに行く前に、しょっと政治的なことを考えていました。



Stelter, B. (July 7, 2008). The Facebooker Who Friended Obama. The New York Times.

土曜日, 7月 05, 2008

スノーケルは黄金時代のタイムマシン

以前のブログに書いたのですが、ハワイ島は、昼にイルカスノーケル、夜にマンタナイトスノーケルを楽しめる唯一の場所と書きました。

数日後、それを実践してくださった、二人の女性がいらっしゃいました。文字どうり、午前中イルカと泳ぎ、その夜、ナイトマンタスノーケルに参加です。

その日のイルカはとても数が多く、フレンドリーで接触回数も多く、「イルカと泳ぐ」を楽しんでいただきました。マンタも、ボートの周りに集まってきて、日が暮れる前から、スノーケルで観察できました。

参加してくださって、小生は、とってもうれしく思います。

小生は、スノーケルや、海で泳ぐことに関しては、意外とダイビングより執着心があります。

でも、裸で泳ぐ海との一体感とか、マンタやイルカの神秘とか、そんなこと全く考えていないのですね。

小生にとって、海で泳ぐことやスノーケルへの執着は、子供の時の経験への回帰のような気がします。

水の中で息が吸えて、長い時間水中に居られる装置があることは、かなり小さいときから存在は知っていました。

でも、そんなダイビングは子供のときは出来ません、始めたのは実際、みなさんと同じように、自分で稼ぐようになってからです。

今、海で泳ぐと思い出します。子供の時の夏休みに、海、川、湖へ、友人と自転車で泳ぎに行って、危ない目にたくさん会いながらも、楽しんで、日が沈んで、アイスクリームを食べながら家に帰る日々の事を。

ハワイ島の海でも、スノーケルで水面から、水中を見ると、子供の時に泳いだ、海、川、湖の地形とオーバーラップすることがあります。そうすると、「少年黄金時代はよかったな~、お金で楽しみを買うおっさんになってしまったな~」と思うのです。

鮎釣りのおっさんに怒られながらも、川で泳いだり、海で友人と一緒に泳いでいて波にのまれ、溺れそうになって、必死で泳いで、やっと足がつく所についた時の安堵感で、お互い笑いが止まらなかった時の、海遊びの楽しさは、やっぱりいいですね。

その夜、夕暮れダイブをしている際に、スノーケルで、マンタを追っかけているその女性二人を、水中から見た時、「いいぞいいぞ、何もかも忘れて、もっと泳いで、”ギャンギャン”マンタを追っかけてください」と水の中で考えていました。

そんな、ダイバーでなくても、少年少女黄金時代の思い出を持っている人が、ハワイ島にたくさん集まって、海で遊んで欲しいと思います。



ブルーウォーターダイブの動画をアップしました。見てください。
http://www.oceanspirit.com/Bluewater_dive1.htm