水曜日, 7月 16, 2008

ガソリン222問題

ガソリンについての面白い話です。ハワイのガソリン、現在、1ガロン(約3.8リットル)4ドル60セント前後だと思います。ニューヨークは、4ドル40セントのラインに入ったようです。

そこで、面白いことに、ニューヨークで、ガソリンスタンドが値段表示の為に使う”4”の数字のシールが不足して、手書きで書いているらしいのです。

東海岸ですと、ガソリンに3種類のグレードがあり、それぞれ値段をつけなくてはいけないので、結構数字のシールが必要です。

今、急激にガソリンが上がっているため、スタンドの準備が間に合わなくなっているらしいのです。ニューヨーク市だと、今年35パーセントの値上がりだそうです。

彼らは、3ドル30セントのラインでも同じ経験をしています。そして、多分5ドル50セントラインに入ったらまた、同じ経験をするのでしょうか?

日本では、1リットル、180円を越えたらしいですね。そして、222円ラインに入ったら、同じ経験をするのでしょうか? しないと思います。

そのラインにちかずくと、ガソリン小売協会とか言う団体が、「今から取り組もうガソリン222問題」と称して、煽りたて、看板屋のお父さんが、「特需だ、それガソリンスタンドに営業に行ってこい!」と息子に発破をかけるのです。

そして、「この機会ですから、LEDデジタル式の看板に変えましょう。そうすると、雨の日、風の日も事務所からボタン1つで値段チェンジできます」、「今なら、国から補助金がでますよ」とか何とか言って、5千万とかの看板を受注するのです。

オーバーな憶測ですが、経済ってのは面白いですね。



BELSON, N. (July 15, 2008). A Shortage at the Pump: Not of Gas, but of 4s. The New York Times