金曜日, 2月 03, 2012

色白の漁師もいるのです

Sunset Hawaii

密漁人生

毎年北海道からハワイ島へ遊びに来てくれるお客さんと食事をしながらそんな話になりました。

長い間密漁で家族を支え、子供を成人させ、りっぱに凍える海と一年中戦っている男がいるそうです。

売り先も自分で開拓していかなくてはいけないのでしょう。そのための根回しもして、完全独立してやっていく心構えがないと勤まりません。

決断力、状況判断、危機管理、人間関係、そして体力、などなどビジネス雑誌に載っているような経営能力は人より秀でているのだろうなあ、と感心してしまいます。

日本全国、そんな第二のマーケットで活躍している人はたくさんいると思います。

密漁にせよそれでやっていける人は、多分組合に入るより都合がいいのでしょうね。自由で新しいマーケットからニコニコ現金収入。

日本は漁師も既得権があって新規参加が難しいと聞きます。その分いろいろな方面から保護されています。でも、ルールや慣習に従う。

ま、どこの業界でもある話です。

最後に面白い話を聞きました。

密漁のおじさんは色白らしい、“どうして漁師なのに色白なのか?”とよくよく聞いてみると、ライセンス漁師が働き出す前、すなわち日の出前に仕事を始め終わらせる必要があるため、太陽の光りにあたる時がないのです。昼間は寝る時間です。

太陽の光が強くなればなるほど、影が濃くなる。それが世の中なのですねえ。

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