ハワイ島でお客さんとダイビングしていて気がつくことは、“みなさん意外とダイビング終了時の浮上速度が速いかもしれないな”、ということです。
現在、その筋のおすすめ浮上速度は、1分間9メートルから18メートルです。
でも、このスピードを守ったとしても減圧症の症状が出る人もいるので、“コントロールされた浮上で速度は遅ければ遅いほどいい”ということですね。
次回、ダイビングに行く際、今一度浮上速度に注意してみましょう。
特にボートダイビングの場合、水深の浮上段階は自分で決めなくてはいけないので、より注意が必要です。
ビーチダイビングの場合は地形が助けてくれます、だんだん浅くなっていくからですね。
浮上速度を安全にコントロールする為に:
ダイビング前の準備:減圧停止が必要なダイビングは計画しない。適切なウエイトをつける。BCDの吸気排気がしっかり機能するか確認、そしてボタンを間違わないように使い方も確認。
ダイビング中の注意:遅い浮上が出来るよう、十分空気を残して浮上する。浮上前にBCの空気を抜いて自分のフィンキックで浮上。ロープを使う。浮上時に息を止めない。安全停止をする。水深計とコンピューターの警告を見る。1つの目印として自分のはいた泡よりも遅く浮上する。周囲と頭上確認。などなど。
場所、地形、ボート、ダイビングスタイル、など条件によって浮上の仕方も違った対応をしなくてはいけません。
でも、どんな条件のダイビングでもコントロールされた浮上をするために一番大切なことは、変わる水深にすばやく対応できる中世浮力技術を身につけることです。
これをやれば安全な浮上という方法はないので、とりあえず、遅く遅くゆっくりと自分に言い聞かせて浮上しましょう。
Smith,Scott (Winter 2012).Ascent Rates.Alert Diver.pp.46-47
ハワイ島のダイビングはこちらへどうぞ! http://www.oceanspirit.com/
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