今回は、イルカのリーダーシップの話題です。
人間界においてもなにやかにやと“リーダーシップ”と言う言葉が話題になってますけどね。
ハワイ島でイルカと泳いでいていつも気になることが、イルカのグループ構成です。
日や時間によって違いますが、大きな集団もあれば小さなグループ、そして単独で泳いでいるイルカもいます。
「毎日誰と一緒に泳ぐのか、餌を獲るのか、だれかリーダーがいるのか?」といつもイルカを見ながら考えています。
哺乳類なので、嫌いな奴もいるだろう、気が合う奴もいるだろう、と思います。
と、今月発表になったイルカ調査報告によると、餌とりが困難な場所においてリーダーシップをとるイルカは、後をついてくるイルカと親戚関係にある場合が多いそうです。
リーダーイルカは、本能的に“身内を助ける”という役目を果たしているそうです。
他人イルカの先頭を泳ぎリスクを負って餌を探すより、家族の為に先を泳いだほうがリーダにとってメリットがあります。
哺乳類なのでしっかり家族の絆があるのでしょう。
ハワイ島で野生のイルカと泳ぐドルフィンスイムはオーシャンスピリットへどうぞ!
Lewis JS, Wartzok D, Heithaus M, Krützen M (2013) Could Relatedness Help Explain Why Individuals Lead in Bottlenose Dolphin Groups? PLoS ONE 8(3): e58162. doi:10.1371/journal.pone.0058162
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