先日、甲殻類好きなお客さんとカニを食べに行った。場所はカメハメハホテル。金曜と土曜の夜にカニの食べ放題がある。
僕も甲殻類命の男なので、足と手はチョキチョキ、顔はカニカニさせながらごちそうになった。
カニ好きが集まるテーブルでは会話がない。みんなカニの足やハサミから身を取ることに集中して言葉がない。カニの身のとり方に作法はなく、ほじってもしゃぶってもなんでもありだ。
とは言え、僕は、昔北海道でカニムキ娘に教わった函館流カニムキ術を継承しています。初段試験の時、1時間で100匹のカニをむく荒行に耐えた。最初にむいたカニの身は同席する女性に献上する、これが礼儀である。
アメリカでカニを食べる時、カニの甲羅を割るクラッカーという道具は使うが、日本のカニ料理店のようなあの細い耳かきみたいな道具はない。
そのかわりナイフやフォークをそのまま使う。カニ足を半分に切って食べやすくしてある場所もある。
多くの場所では塩ゆでしてあるのでそのまま食べても十分うまい。余分に味付けしたい時は溶かしバターに浸して食べる。
カメハメハで僕達はわさび醤油に挑戦してみた。これが意外とうまい。ワサビが塩味によく合っている。
実際に食べているカニはタラバガニだ。実はタラバガニはカニと名前がついているけれど、ヤドカリの仲間なのだ。
タラバガニはハサミも入れて手足が左右に4本ずつ計8本。毛ガニなど正真正銘のカニはご存知の通り10本です。顔付きもタラバガニは三角形頭でヤドカリに似ている。
今度魚市場に行ったら見比べてみよう、意外と容姿が違うことに気が付きますよ。
そして、男子諸君は、忘年会でタラバガニが出てきたら、「これはヤドカリなんだよ~」と自分の頭にカニ足を付けて、ヤドカリみたいな顔を作り、「プレデターだぞ~」と会社の女子社員にポーズをとってみよう。
きっと来年も人間関係がうまくいくことでしょう。
ハワイ島でイルカとマンタとダイビングはオーシャンスピリットへどうぞ!
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