ダイビングの水中ナビゲーション。
一番実践的なのがやっぱりコンパスと周辺環境を同時に使うやり方です。
その2つの基礎的な方法はダイビングのステップアップコースやスペシャリティーで習ってみましょう。
今回お話するのはその応用編です。
ナビゲーションでもうひとつ重要なのが想像力と絵心です。
自分の周囲環境を想像し頭の中で立体の周辺地図が書けるとナビゲーションは面白くなります。
毎回のダイビングで子供の絵日記のような絵地図を頭の中で書いてみましょう。実際に水中ノートに書いてもいいのですけど。
まず、水の中に入る前にコンパスを見ます。東西南北になのが見えるのか?陸か、沖か、山か、川か、海岸線か、堤防か、とりあえず、なんでも気がついたものを頭の画用紙に書いて陸の地図を作ります。
同時に、ボートの位置やビーチのエントリーポイントの位置関係をその陸の地図に書き込みます。
その後ドボンと潜り、泳ぎ出す前にコンパスを見ます。東西南北の針の行く先に透明度がゆるす限りで何が見えるか?チェックし水中の地図を作ります。
陸で書いた地図と水中で書いた地図を重ね合わせます。同時にガイドが泳ぎ始めた方向をチェック、または自分の泳ぎたい方向を決めます。
書いた2枚の地図を思い浮かべると、自分は陸方面に泳いでいるのか、沖方面に泳いでいるのか、また、堤防のほうに泳いでいるのか、がわかります。
エントリーした陸の位置関係もわかっているので、どっちの方向に離れていくのかがわかります。泳ぐと同時にその水中地図を更新して行きます。
ポイントは、“水中の中で見える物の延長線上にある陸地や水面の様子も想像すると水中ナビゲーションがより正確になります。”
太陽の位置、風の方向、潮の流れ、などなんでも利用できる自然環境は頭に書き込んでいきましょう。
最初は忙しく感じますが、毎回のダイビングで意識して絵地図を書いていくと、やがてそれが癖となって簡単になってきます。
そして初めて潜る場所でもOBが少ないナビゲーションができてくるでしょう。
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