ああ、ハワイに来たなあ、と思うとき。やっぱりワイキキ免税店前の「射撃!日本人経営」という看板に挟まれているサンドイッチマンを見たときですかね。
(いつからワイキキの夜をホテルのバーで音楽と一緒に楽しむ大人になってしまったのだろう)
彼等はいつも同じ場所、変わらぬ姿で営業をしています。
もう何年も前、よく彼等に声をかけ射撃をしていました。
ちょっと昔の粋な日本の若旦那同士(僕達のことですけど)が楽しむ夜のワイキキゴールデンコースは、酒、射撃、そしてラーメン、というコースだったのです。
日本料理店で飯を食い、その後ワインバーで酒を飲みながらゴルゴ13の話題で盛り上がってくると、「それでは射撃をするか!」となります。
免税店前のサンドイッチマンに声をかけ、怪しい路地裏の射撃場に連れていってもらうのです。
彼等は歩合制らしく、受付の女性に自分の名前と呼び込んだ人数を告げ、「よろしく!」と言ってまたカモを探しに夜の街に消えて行きます。
その営業システムを知ってから、夜の街に立つ男の仁義として射撃場には直接行かずに、サンドイッチマンに声をかけるようにしていたのです。
射撃はもちろんその後のラーメンを賭けて勝負するので意外と真剣に的を狙います。
火薬の匂いで酔いがさめ、ワイキキのラーメン屋の暖簾をくぐるときが至福の時で、ハワイに来たなあ、と感じたものです。
最近は、そんなゴールデンコースを楽しむこともなくなり、射撃サンドイッチマンを見ると、そんないい時代を思い出します。
仲間よ、またハワイで集合しようではないか!
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