7月に入り、ハワイ島も釣りのシーズンになりました。毎週末には、なにかしらの釣り大会があるのです。
港も釣りの船で込み合ってきて、だんだんハワイ島も活気がでてきました。
先日も、お客さんと釣りに行き、釣りのお話をしながらいろいろ考えたのです。
そのお客様も釣りが好きで、仕事が終わって夜中でも釣りに行くそうです。
いつも釣りをすると思うのですが、子供の頃のほうが釣りに関して熱心だったような気がするのです。
お金が自由に使えないので、道具に限りがあります、また移動手段も自転車ぐらいしかないのです。
そんな限りがあるので、いかに効率よく釣ろうかと、考えるので、毎日、釣りが工夫と実験の場なのです。
魚はどこにいるのか、魚はどこを泳ぐのか、魚はどう餌に食いつくのか、など見えない水面下の様子を想像するのです。釣りにいく前の晩は魚の姿を想像し眠れなかったものです。
一方、大人になると、釣具屋に行って、そこの親父に釣れそうな仕掛けを教わり、だまされて値段の高いルアーを買ってしまうのです。
道具や移動手段が豊富になって、釣りに行く回数は増えるのですが、工夫が少なくなり、買ってきた釣り道具の試験場になってしまうのです。
小生のように、夕方時間があるから船をちょっとだして、2,3時間とトローリングで流して釣れればいいな、と思ってはダメなのです。気合を入れて釣らなくては、魚に失礼なのですね。
ま、それはそれでいいと思うのですが、釣りはやっぱり、工夫力と想像力のスポーツなのです。
なので、子供には釣りをさせるべし、と思うのです。