金曜日, 5月 30, 2008

段田 DAN、おやじ入ってしまいました!



いつも思うのですが、ダイビング愛好家が読める、ダイビング雑誌は少ないと思います。誰が読んでいるのでしょうか?読む機会といえば、小粋なダイブショップのテーブルの上においてあり、「にらめっこ」と題してある、魚のアップの写真を見るぐらいです。

気分は、美容院で、順番を待っているとき、2ヶ月前くらいの“微笑”なんかを引っ張りだし、ダイエット薬の、使用前使用後の写真を見て、「君、よくがんばったね」とつぶやく時と一緒です。

日本もアメリカも、全国紙と言われる、ダイブ雑誌は数冊だと思います。とにかく宣伝と写真が多くて、実際に読むのは、雑誌のページの3分の一無いでしょう。

しかし、唯一読める雑誌があるのです。それは、alert diverという雑誌です。DAN会員の方にはおなじみだとおもいます、DAN、Divers Alert Networkの会員向けに、2ヶ月に一回ぐらいの割合で、発行されるのです。市販の雑誌ではないので本屋さんには無いのですが。

DANは、安全ダイビング啓蒙団体ですから、その雑誌の内容も、ダイビングに関する、事故病気などの特集です。潜水医療の実験報告など、掲載されるので、一応、ダイビング関係者として目を通します。

実際に、潜水病になった人や、クジラにはたかれた人、二日酔いでダイビングしちゃった人、クラゲにさされた人や、魚にかまれた人、などなど、ダイビング中によくあるケースを、事故発生から治療までの話を掲載していたりするので、ケーススタディとして参考にしています。

ダイビング愛好家でしたら、目を通して価値ある雑誌です。

2分間の夕日映像です。ちなみに、虫の声は、ハメコミです。なので、昆虫愛好家の皆さんに、「この虫はハワイにはいないぞ」と攻められる前に白状します。

木曜日, 5月 29, 2008

海で泳ごう、戸塚ヨットスクール



先日、気持ちのいい記事を読みました。それは、海を泳ぐ水泳ツアーがあるとの事です。

その記事には、カリブ海、ヨーロッパ、サンフランシスコのアルカトラズなどで、長距離外洋水泳ツアーを開催している会社の紹介があります。

小生も、まえまえからこれに興味がありました。どっかで、こんなツアーを提供している会社があるだろうと考えていました。それが記事になっていて、「やっぱり」と思いましたね。

これらの水泳ツアーは、スノーケリングツアーではありません。裸で泳ぎ、足ヒレなし、スノーケルなし、ゴーグルは目だけ隠れる奴です。男はサーフパンツではありません、女の人はひらひらしていたり、上底胸パットもありません。みなさん競泳用です。スピード、アリーナ、アディダス、アシックス、ま、その辺でしょう。

ヨットやクルーザーに一週間ぐらい乗り、移動しながら、水泳ラリーを楽しむという志向です。合間には、いろいろその他の海のアクティビティに参加します。夜は、パーティーと酒飲みでしょう、多分。でも、毎日、しっかり泳ぐのですね。

一般水泳愛好者でも、海で長距離水泳をするというのは意外と機会が無いものです。しかも、海はコースロープが無く、監視のお兄さんやお姉さんがいない為、個人ベースで出来る事は限られてしまいます。

ルーティンでやるには、もちろん海の近いところに住まなくてはいけません。さもなければ、海上保安大学校か戸塚ヨットスクールにでも入らないとなかなか難しいでしょう。トライアスロンをする人でもなかなか海で実際に練習する機会は少ないと思います。

幸運なことに、ここハワイでは、海で泳ぐのは当たり前です。カイルア湾には毎日、泳いでいる人がいます。トライアスロンの練習だと思います。

小生も、ハワイに来る前は、毎日プールで泳いでいました。でも、ハワイにはプールがありませんから、自然と海に泳ぎに行きます。ダイビングをしない日でも泳ぎに行きます。安全面を考えて、足ヒレはつけています、流れがあっても帰ってこられるようにです。

でも、足ヒレ無しで泳ぐのが本当は気持ちがいいのです。ダイビングの合間にボートの近くを泳ぎます。自分のペースでゆっくり、心拍数をそんなに上げずに泳ぐのがいいですね。水の中に顔を入れると、地形や魚が見え、息継ぎの為に顔を上げると水平線、空、波、夕日が見えるのです。その、海面越しに水の世界、空の世界を交互に楽しむのです。

ダイブクルーズみたいに、ラリーで海の水泳を楽しむのは、多分、最高の休日だと思います。参加してみたいですね。

海で泳ぐ水泳と、プールでの水泳はちょっと違うところがあります。海で泳ぐには、注意する点とちょっとしたテクニックがあります。この記事でも、水泳はアートだと言っていますが、きれいなフォームで泳ぐ人を見るのは気持ちがいいものです。ちょっとした海泳ぎのコツさえつかめば、たぶん、海の水泳にハマルこと間違いありません。

プールで泳いでいる、水泳自慢の皆さん、この夏挑戦してみてください。





References
Tsui. B. (2008, May 25). Don’t Bother With the Hotel Pool. The New York Times.

月曜日, 5月 26, 2008

夜の新宿マンタナイト

ここのところ、夜のお勤めマンタの出席率が高いのです。5月18から24日までで、平均25.125匹マンタ、中間値23匹マンタ、そして標準偏差5.356。観察者の見間違誤差を考えたとしても、とにかくうじゃうじゃいるのです。

噂に聞くのですが、マンタの彼女彼たちには、名前がついているらしく、見る人が見ると識別できるみたいです。小生には出来ませんが。

リサーチをしている人、または団体があって、かなり細かく観察しているみたいです。そのマンタ固有の特徴を探して、これは、ナンシー、ステファニー、ナターシャ、レイチェル、あけみ、みゆき、めぐみ、サリー、などと名前をつけているのでしょう。

そして、毎夜、ネオンの下で、最近、あけみが来ないとか、ナターシャは毎晩がんばっているとか、レイチェルが疲れ気味などと、考えているのですね。今月の出席率NO1は、サリーだとかやっていたらうれしいですね。やっていないだろうな。

コナのマンタナイトを表す形容詞はいろいろあります。水中キャンプファイヤー、未知との遭遇、など人によって違いますが。

でも、やっぱり、新宿のネオンを下から見上げるときに似ているのです。ハワイ島コナ近辺は、夜のネオンが少ないので、不謹慎にも、マンタナイトの明かりを見ると、新宿ネオンを思い出してしまうのです。

弊社のお客様のYouTubeに二桁マンタの画像があります、弊社のマンタナイトページにありますので見てください。かなり、ワイドに撮れているので、マンタナイト乱舞の有様がよく見られる作品です。二桁数のマンタが、マンタナイトキャンプファイヤーに群がる光景は圧巻です。

金曜日, 5月 23, 2008

映画、インディアナ・ジョーンズ

先日、インディアナ・ジョーンズの最新作、4作目の公開初日でした。待ちに待った公開でしたので、その日の仕事の帰りに見てきてしまいました。

今年前期一番のドル箱映画ではないでしょうか。同時に、久ぶりのスピルバーグの映画です。前作がかなりの完成度でしたので、最新作にもそれ以上の期待がかかっていました。

その期待のとうり、スケールが大きく、いままでのジョーンズ映画の伝統もしっかり守り、アクションスターハリソンフォードもまだ健在でした。劇場に見にいっても価値ある作品ではないでしょうか。面白かったです。

最近誰もが言うことですが、ハリウッドの映画で見る物が少ないですね。詳しく言えば、劇場まで足を運ぼうと思う映画が少ないってことです。

最近、映画の話題をする時、映画の評価の仕方で、よく、「DVDで見ればいいや」といいますよね、ちょっと見たいけど、わざわざ劇場にまで行かなくていいと思う作品です。

一方、最近、劇場に行くときに見る映画は、「付き合い映画」です。これは、一応ファンとして、興行成績に貢献しようかという作品です。たとえば、そういう作品は続編で、1作目、2作目を見たから、つまらないとわかっていても、一応3作目も付き合うかという感じで劇場に足を運びます。ダイハード、ランボー、ロッキー、オーシャンズイレブンなど。

もう一つは、「撮り直し映画」です。これは、ヒーロー物に多いのですが、主役の俳優を変えて、同じ内容の作品を撮り直しするのです。バットマン、超人ハルク、フランケンシュタイン、古典作品の近代実写版みたいな作品です。それと、漫画からの実写版です。アイアンマン、スパイダーマン、ゴーストライダーなど。これも、ファンとして、付き合うかという感じで劇場に行きます。

最近のハリウッド映画は、この付き合い映画がおおいですよね。80年台のヒット作の続編を思いついたように作るのですね。今年の後半も、こんな感じの映画が多いです。

でも、映画は劇場で見るに限ります。テレビも高画質で大きくなっていますが、劇場でしか味わえない臨場感っていうのがあります。映画を見たあと感化されて、映画館を出て行くとき、その主役になりきってしまう感じです。

その昔、新宿に、新宿昭和館、今は中野に移ったと聞きましたが、というのがあって、ヤクザ映画専門の劇場で、朝から、網走番外地連続5本とかやっていました。

その映画館から出てくるときは、健さんや、文太さんになったつもりで、肩で風を切って歩くのです。でも、10メートルです。新宿近辺は、本物がいっぱいいますので、実際にはそんなこと出来ません。

でも、劇場で「映画を見たぞ!」という気分だけでも味わうのは、とてもいいものです。しっかり印象に残るのです。

今、なかなかそんな映画の見方していないなと思いますね。でも、「映画って本当にいいものですね」!

インディアナ・ジョーンズ見てください。

水曜日, 5月 21, 2008

ケパソ! アパレル、メードインUSA

おもしろいアパレルメーカーがあります。American Apparel Inc その宣伝方法が変わっていて、いろいろ議論があるみたいです。要するに、エロイのです。モデルの露出度が高く、プロではなくモデルに、最近流行りの、アマチュア性があるのです。

その商品自体は、ブランドマーク無しのユニクロスタイルです。全体的な印象は、タイトなデザインと、色使いはラテンアメリカスタイルです。

その宣伝方法は、メイシーズやビクトリアシークレットタイプのプロフェッショナルなモデルではなくて、写真科の素人学生を捕まえてきて、撮ってきたような感じです。YouTubeとかマイスペースの自分紹介のスナップ写真のようなカメラアングルです。

一方、会社の仕組みもおもしろく、去年の年末上場し、カリフォルニアの繊維会社を買い取り、すべての製造工程をLA近郊でしています。できるだけ中間業者や外注を減らし、自社製で営業活動しているのです。中国産やベトナム産のアパレルが多い中、アメリカ産にこだわってがんばっているみたいです。

宣伝兼企業責任で移民法関係の活動もしているらしく、ラテンアメリカから来た工場従業員の待遇をよくし、社員契約し、英語を教えたり、交通費、保険もだすそうです。

一言で言えば、この会社、日本型雇用システムで、アメリカ産の商品を、ラテンアメリカの宣伝スタイルで、世界市場に洋服を売っているのですね。

しらなかった人の為に、ホームページを下に書いておきます。ちょっと見てください。そこにモデルの写真コレクションがあります。これがおもしろい。日本にも数件お店があるらしく、日本語のホームページもありました。

みうらじゅん氏ではありませんが、きわどい写真でも、見る人によって、エロとエロス(芸術)に分かれるのですね。アパレルメーカーはこの微妙な線の上で商売しているのです。絵心の無い小生には厳しい業界だ。

「エミリー、スターバックスまだ!!」

http://www.americanapparel.net/



References
Story. L. (2008, January 18). Politics Wrapped in a Clothing Ad. The New York Times

月曜日, 5月 19, 2008

バイキングの食べ残りはどこへ行くのか?

毎日、アメリカ人一人当たり、約1ポンド、約500グラム弱の食べ物を捨てているらしいです。アメリカ全体で、食料の27%は残飯になる計算らしいです。その数字には、食品製造過程の余分、お店ででる売れ残り、そして家庭残飯を含めています。

今朝、新聞でそんな記事を読んだのです。常日頃思っていることですが、人の目に見えるところでも、アメリカは残飯が多い。大学のカフェテリアに行くと、学生が食べている量より、捨てている量のほうが多いのです。レストランのバフェにいっても、同じです。食べられないほどお皿に盛ってしまうのです。

初めてのバフェ体験なら、盛りすぎって事もあると思いますが、何度も経験していれば自分の食べられる量がわかるはずです。それが人間と動物の違いだと思いますが、うまくいかないようです。

要するに、「目が欲しい」って奴ですね。おもちゃ売り場の子供のようなものです。必要なくても、見ていると欲しくなってしまう状態です。お腹はすいていなくても、見ているとお皿に盛ってしまうのですね。

最近、レストランでも、食べ残しにお金を払うところや、バフェでも、重さで値段を決めるところがあります。

一方、食品産業で出る残飯は、いろいろ課題がありますね。最近の中国産の食品は、世界中で問題をおこしています。日本では、噂の真相の、賞味期限問題は無くなりません。それらをどう対処していくかは難しいです。

昔は、コンビ二などで賞味期限のお弁当を捨てていたため、それを糧に生きていたホームレスの人達が、糖尿病になってしまう事もあったようです。味の濃いものを毎日食べているからです。

また、従業員が持ち帰って来ました。学生のころ、友人の家の冷蔵庫は、ミニコンビ二化していて、おにぎりからお弁当まですべてそろっていました。その友人は、「最近、おにぎりの鮭の量が減ってきた」、「のりおかか弁当の味が濃くなってきた」といろいろ嘆いていたのを憶えています。90年台前半を学生で過ごした人は、のりおかか弁当がどこの商品かわかりますよね。

今は、持ち帰りが出来ないと聞いたことがあります、また、輸送システムや統計的商品管理が徹底してきたため、売れ残りが無いみたいです。

いずれにせよ、品質管理と残飯問題は食品業者にとって難しいところですよね。昔の映画、「スーパーの女」の中で、スーパーの従業員が、そのスーパーで買物しているスーパーが、健全なスーパーだと言っていました。なるほどです。

とにかく、残さず食べましょう。




Source:United States Department of Agriculture;Census Bureau

References
Martin. A. (2008, May 18). One Country’s Table Scraps, Another Country’s Meal. The New York Times.

日曜日, 5月 18, 2008

ハワイアンダイビングは突然マンタがちょうど良い

先日、ハワイアンダイビングを楽しみました。場所は、溶岩の地形を楽しむポイントだったのですが、海に入ってすぐ、マンタ一匹を目撃しました。彼は、我々の前を颯爽と泳ぎ去り消えていったのです。

そこで、海の中で考えたのですが、ダイバーにとって、ハワイ島の海はは楽しみやすい場所です。マンタに関しては、マンタナイトダイビングが、一つの“マンタを見るツアー”として確立しています。同じように、イルカのツアーもあります。野生動物を扱うツアーで、このように観光産業として確立しているのはとっても貴重です。

通常のファンダイブも、ポイントごとにブイが設置してあります。アメリカの観光地の特徴ですが、誰でも簡単に、楽に、そして強いていえば、あまり歩かないように、とりあえずの観光地が設計されています。ブイのある場所もそれを反映してか、目玉まで簡単に行けるようになっています。船の移動時間も長くありません。

ダイバーにとって、ハワイの海より、俗に言う「綺麗な所」、「すごい所」、「安い場所」はたくさんあります。世界中に、海の中を“潜る”ところはいっぱいあります。でも、ハワイ島の海は、ダイバーにとって海の中を“観光”するところだと思うのですね。

一方、ハワイ島の他の海遊びも、スノーケリング、イルカと泳ぐツアー、トローリングなど気軽に手ぶらで楽しめるのが特徴です。パブリックの海岸が多いため、車をちょっと止めてスノーケリングできます。イルカのツアーも、泳ぎに自信の無い人でも参加できるよう産業が充実しています。同じように、トローリングも、釣りキチじゃなくても、半日あれば、気軽に楽しめます。

小生も、ここまで海の観光資源に恵まれているとは思いませんでした。サービスを提供する側から見ても稀な観光地だと言えます。

最後に、どこの観光地もそうですが、ハードは充実していても、結局はソフト(人間)が一番重要なのですね。 小生も精進していこうと思います。

その一匹マンタの背中を見ながらこんなこと考えていました。



最近、抽象的な内容のブログが多いので、次回は、地震に対する中国政府の対応と、ミャンマーのサイクロン被害に対する当局の政策の違いを、アメリカと日本の外交政策の立場に立って検証してみます。ウソです。

今日の夕日です。

土曜日, 5月 17, 2008

泳げない人の為のドルフィンスイムマニュアル

近代ドルフィンスイムツアーの分析と考察:ドルフィンスイムツアーで一番多い質問:泳げなくても大丈夫?答え:大丈夫です。なぜ?

1.問題
現在のイルカと泳ぐドルフィンスイムツアーは、参加者が泳げなくても、イルカを水面から観察できるシステムになっています。最低条件として、水中メガネ、スノーケル、フィン、と浮き輪をつけた状態で、海面に顔をつけスノーケルを使って息ができれば、イルカを見ることができます。なぜ? それは、近代キャディさん付ボートドルフィンスイムツアーだからです。

2.考察
からくり1
近代イルカツアーでは、ボートでイルカの群れの進行方向に先回りし、イルカの予測通過地点にドルフィンスイマーを降ろします。その場で、水の中をきょろきょろしていれば、参加者の上下左右に来たイルカと遭遇できます。イルカが通りすぎたら、ボートでドルフィンスイマーに近寄り、ボートに引き上げます。それを数回繰り返します。

からくり2
その日のイルカの泳ぐ状態によって、湾の中や、ある地点をイルカがぐるぐると回遊することがあるのです。ドルフィンスイマーがその回遊する地点にいれば、泳がなくても、ドルフィンスイマーの上下左右に来たイルカと遭遇できます。

からくり3
実際、ボートから降りた時や、ボートに上がる時、または、ドルフィンスイマーの海上の状態(海面に人が多いときや岸に近い時など)によっては、多少、フィンをつけた足を動かして、前に進まなくてはいけません。しかし、近代ドルフィンツアーにおいては、業者によって事情はちがいますが、事前に、泳ぎに自信が無いことをスタッフに伝えておけば、スタッフが手を取って引っ張ってくれます。

つまり、近代ドルフィンスイムツアーは、ボートのモーターで、イルカとの遭遇確立を高めます、そしてドルフィンスイマーの泳力に比例して、イルカとの折衝時間が長くなります。

3.応用
泳力に自信の無いドルフィンスイマーが注意する3つの事。

注意する点は、イルカツアー業者によって方針、設備、人員配備、社員教育が異なりますので、イルカツアーに参加する前に確認しましょう。

①.小さいボートのイルカ業者を選ぶ。小さいボートのほうが、ドルフィンスイマーに近づきやすいからです。

②.少人数のドルフィンツアー業者を選ぶ。人数が多い場合、ボートから降りたり、ボートに上がったりする時、場合によっては順番待ちが発生します。その為、ボートから降りたら、イルカがとっくに通りすぎている事もあります。

③.実際にスタッフも水の中に入る用意がある業者を選ぶ。泳ぎに自信の無いドルフィンスイマーを海面で補助する為です。

4.結論
陸から海に入って、イルカを観察する場合、安価ですが、多少泳ぎを練習したり、歩く必要があります。

例えるならば、ゴルフカート無しの18ホールです。イルカがゴルフボールの行方です。両者ともOBしたら探しに行かなくてはいけないのは一緒です。

その為の機会費用を考えれば、「ハイ、どうぞ」とイルカの鼻先に下ろしてくれて、イルカとの距離を測ってくれる、近代キャディさん付ボートドルフィンスイムツアーがお得かもしれません。でも、船酔いの薬忘れないでください。

「キャディさんイルカまで何ヤード?」

金曜日, 5月 16, 2008

デニーズ派、それとも白テーブルクロス派

先日のお客様には、ドルフィンスイムツアー、トローリング、スノーケルを楽しんでいただきました。遭遇したのは約300メートルに及ぶイルカの群れです。海で泳ぐのは久しぶりとおっしゃっていたお客様でしたが、とっても感がするどく、すぐイルカと一緒に泳いでいました。

トローングの釣果は、サワラです。出港して、1時間半は、アタック無しでした。お昼とスノーケルを楽しんで、心機一転、釣りを再開すると、糸をたらして、ものの5分です。「ビビビーーー」という心地よいリールから糸がでていく音が聞こえました。この音は、トローリングでしか味わえないリールの弾む音です。何度聞いてもいい音です。また、お客様にこの音を聞いていただくときが、釣船大将冥利に尽きるのです。

その後は、お刺身にしていただきました。最近、トローリングも弊社の人気の商品となってきています。小生の、仕事責任として、釣った魚をおいしく調理して、お客様にいただいてもらうよう、メニューを勉強中でございます。

将来は、オーシャンスピリットも居酒屋、パブ、スナック、小料理屋などの多角経営を目指したいと思います。目標は、居酒屋兆治に出てくる健さんみたいに、カウンターごしに、ねぎをむきながら、「あい、すいません、不器用なもので」と言ってみたい。

ところで、食べ物の話題のついでに、よくお客さんとの会話で、なぜレストランのメニューに料理の写真を載せないのか?ということがあります。海外での食事でだれでも思うことではないでしょうか。文章だけではなんの料理かわかりません。それ以上に、白テーブルクロスレストランですと、使ってある食材が書いてあるだけで、焼いているのか、煮ているのかすら解からないメニューが多いです。

一方、デニーズなど写真が豊富で、写真を見て「これちょうだい」と言えますよね。以前、テレビで、ジョン・トラボルタも同じこと言っていました。彼もデニーズが好きだそうです、なぜなら写真で料理を選べるからだそうです。

しかし、活字メニューもいいところがあります。ある程度、しっかりしたレストランに行くと、ウエイターやウエイトレスとの会話があります。メニューのある無しにかかわらず、こっちの食べたいものと、彼らのおすすめなどを議論して一緒に食べる物を決めるのですね。美容院で自分の髪型を決めるのと一緒です、美容院にメニューはありませんよね。

そして、自分の好みの料理をすすめてくれたサーバーが、いいサーバーですよね。そのサービスの相性によってチップの金額を決めるのが、本当のチップ文化のいいところだと思います。

本当のチップの意味は、皿の上げ下げや、ただ注文とりに来ることにチップを払うのではないのですね。機械的に何パーセントという計算方式で、払っていますけどね。

さて、みなさんは、デニーズ派ですか、それとも、白テーブルクロスローソク派ですか?

日曜日, 5月 11, 2008

マーサ、ハワイでコネチカット、ハンプトンライフ

今日、書店で、無料のおもしろい冊子(edible Hawaiian Islands)に出くわしました。50ページぐらいのミュージカルのパンフレットみたいな装いです。内容は、ハワイの食の紹介です。オーガニック系の農場とか、レストランの案内がでています。一言で言えば、古いですが、”ハイソなこだわり食のご案内”ってとこでしょうか。アメリカのそんな食事情を地域別に編集しているみたいです。

なんとなく、表紙につられてパラパラやっていたのですが、そこに、ハワイの観光農園の記事がありました。今まで、ハワイの農園は、コーヒー、パイナップル、マカダミアナッツなどが有名所ですが、最近は、オーガニック野菜、ハーブなどの観光農園が元気を出しているみたいです。

そんなハイソな農園を見学し、ランチを食べて、ワインでも嗜むのでしょう。農園はレストランも経営し、農園でとれた食材をそのまま調理するらしいです。地元の経済学者の予想では、農園観光が充実してくれば、ハワイもナパバレーやタスカニーのように人が集まるといっています。

農園観光産業は、少しずつ成長しているらしく、ハワイ全体では、2003:$33.9m、2006:$38.8m、14.5%増ですね。弊社のあるハワイ島では、56件そんな農園があるらしく、2006年で$13.2m産業らしいです。(Vines, 2008, P16)

そんな白人生活が観光のネタになるならば、あとは、白人ライフの母、マーサ・シュツワートに水着姿で参上していただき、ハワイの食材を使って、ハワイでできるコネチカット風のクリスマス!、ハンプトン風のサンクスギビング!など、を特集していただきましょう。

同時に、バランスをとるために、オプラ・ウインフリーには、そんな農場に、学校を作っていただいて、ハワイの恵まれない子供に無料で、農場教育をしていただきましょう。

いずれにせよ、旅行者の多様化に伴って、いろんな分野の観光が元気になってくるのはいいことです。
実際、今日は、サンダルのクロックスの話題を下書きしていたのですが、また次回にします。

今日の夕日です。




references
Vines. T.A. (Spring 2008). AG tourism Natural Selection O' o Farm. Edible Hawaiian Islands. edible Communities Publications

土曜日, 5月 10, 2008

ゴールデンウィーク特集、 総集編2008

GW2008は、たくさんのお客様に恵まれ、弊社も楽しく営業活動できました。

お忙しいところ、弊社にお越しいただき誠にありがとうございました。力不足または、いたらぬ事多数ありますが、今後ともご贔屓の程よろしくお願いいたします。

同時に、いろいろ勉強させていただきました。いつもおもうのですが、日本の人は世界で一番、すべての面で贅沢な人種だと思います。小生は、いつも、このことを外国人に言い続けています。日本人と商売することは、簡単ではないのです。旅行に関しても、20年前の農協様御一行的旅行、今は韓国や中国の人がやっていますが、から、かなりの個人主義旅行に変化しています。

簡単に言えば、お金の問題ではないのですね。興味の無い所や物には、一円も使わないのです。逆に、行きたいところや必要なものには、たくさんお金を払うのです。新一点豪華主義の時代なのです。

そんな事を考えていましたが、GW総集編として、今回3部構成で書いてみます。最初に、ダイビング雑誌の編集長からいい言葉が一つありましたので、引用させていただきます。次は、仕事と休暇について、ソニーの盛田昭夫さんから一言。最後に、ハワイの観光業の課題です。

The Beautiful Dilemma (Sawyer, 2008,p8).
これはとってもいい言葉だと思います。スポーツダイバーという雑誌の編集長の言葉です。この編集長は、なかなかいいことを書くのです、雑誌の内容は、”ダイビング雑誌”ですけど。何度、お気に入りの場所にいっても、次から次へと新発見があり、終わりが無いと言うことです。ダイビング旅行にはこの要素が顕著ではないでしょうか。いい物は、見尽くすことは出来ないのです。

盛田さんが、著書(盛田昭夫 1987  「学歴無用論」 朝日新聞社)の中で、「日本の人は楽しみを生活の中ではっきり整理区分していない」と書いています。精神的な事だと思いますが、よく言う切り替えをうまくしろってことで、遊ぶときは遊ぶ、仕事するときは仕事しろっていうことですね。小生も毎回ありますが、体は休暇から日本に帰っても、心はまだ休暇先って状態ですね。会社で、「あー休暇に行って疲れた」と言ってしまうのです。盛田さんにはなれないだろうな~一生。

統計を見るとハワイに来る観光客は減っています。
一連の、ハワイ新聞のビジネス欄の記事など、飛行機の燃料費だとか、飛行機会社が倒産したとか、数件のハワイクルーズシップの撤退などを、観光客減の理由にしています。でもそれは理由ではなくて、現象なのですね。お客が減る理由は、簡単です、ハワイに魅力が無いからです。他に元気のいい観光開発国がいっぱいあるのです。

今になって、空港で花の首飾りを配る観光地では通用しないのですね。それはそれで伝統としていいのですが、日本風に言えば、「ハワイ島へようこそ、あなたの夢愛ランド」的な観光地では今は通用しないと思います。観光資源は山川海の物もそうですが、最大の観光資源は、広義の意味でハワイの人なのですね。「フラフラ、ボ~」としていたら他に先を越されます。そのハワイ人開発が先進国アメリカの観光地として必要なのです。まず、”のんびり”と”のんき”は別の言葉だと認識しなくてはいけないのではないでしょうか?

最後はちょっと政治的になりましたが、GW総集編でした。

references
Sawyer, T. (2008, January/February). The Beautiful Dilemma. Sport Diver, 16, 8.

火曜日, 5月 06, 2008

ハワイ大好きA子のハワイな毎日、現実編。

最近、取締役の楠公さん癖がひどくなってきた(池中玄太80キロの鬼編集長)。ブログを早く書け!写真を載せろ!内容を充実させろ!誤字脱字が多い!文法がまちがっている!と編集にも口をだすようになってきた。

今、GW総集編の下書きを書いているのですが、掲載は先です。ハチマキ楠公さんから、それまでなにも書かないの!書くことがない時こそ、書けるのがエッセイストだ!と詰めがありましたので、繋ぎで一本書いてみます。

世の中には、アメリカ国内を舞台にした、日本語滞在ブログがあります。たとえば、「アーティストマキ、ニューヨークのアートな毎日」、「ニュージャージー駐在妻の苦悩」、「フロリダ、マナティ日記」、「シカゴ発、日系自動車部品事情」、「ロスアンゼルス滞在10年、セレブな生活」、そして、「ハワイ大好き日記」などなど。

いつも思うのですが、人間そんなに毎日文章に起こす程、変化の毎日を送っている訳ではないと思います。

そこで、今回、遊びの企画として、典型的な滞在ブログの裏を見てみようと思います。舞台はもちろんハワイです。赤字が想定される現実です。

ハワイ大好きA子のハワイな毎日。

みなさん、おはようございます、今日もハワイは元気で~~~す。昨日は、だんな、アメリカ人、の職場仲間とビーチでディナーパーティーでした。少し飲みすぎてしまった私。アメリカでパーティーっていうと、夫婦同伴が多いでしょう、毎回、大変なんだけど、でもたのしかったで~~す。。。

(現実、ビーチパーティーは、その辺の浜辺でのBBQです。コスコで買ってきた鳥肉の醤油ずけと肉、また誰かの遠い親戚が堤防で釣ってきた魚だけのBBQです。職場仲間の、親戚の親戚の頭悪そうな子供も出席しての、アットホームなパーティーです。ビールは、バトワイザーだけコスコで買ってきます。話題は、仕事の話など無く、自分の子供の自慢話だけです。)

今、ひさしぶりに、日本のニュースを見ていたんだけど、日本も大変よね、政治家とか頼りにならないし、経済もだめよね。しっかりしてほしいわ、がんばって日本!

(実際は、ケーブルテレビで日本番組しか見ていません、経済ニュースは唯一、為替相場を見るぐらいで、円が安いとか、毎日チェックすることが、経済評論と思っている。海外不在者投票など聞いた事もないのです。)

ちょっと二日酔い気味なので、今から近くの公園に行って海を見ながら、ジョギングをします。今日も、ナンシーに会えるかな。彼女との会話はいつも楽しみ!

(実際は、サンダルで、ごみを捨てに行くだけです。ナンシーは毎日、アパートの前をジョギングしているおばさんで、ハイと言うだけの仲なのです)

そう、昨日のお昼に、コナにできた、新しいプチイタリアンレストランに行ってきました。リリコイパスタが最高!シェフもアメリカ本土でいろいろ有名な人らしいです。デザートの、オーガニックアイスクリームも甘すぎなく、デリシャス!

(実際は、日本語レンタルビデオ店に毎日、日本のテレビドラマの入荷情報を見に行って、その隣に半年前できた、サンドイッチのお店を、プチといってるだけなのですね。シェフの名声も、古い新聞記事、カンザスデイリーなどの、町のお店情報などの欄で、オーナーの顔と、やたらフレンチフライの多いハンバーガーが一緒に載っているだけなのです。)

今から、マウナラニのオーガニック食材店に買物に行きます。アメリカ人のだんなを持つと、文化の違いから料理が大変。味付けも違うし、量も違うでしょう。しかも、オーガニックの物しか食べないし、たまには、おいしい日本食が食べたいわ!

(実際は、KTAで、毎日、日本食材欄にいって買物しているのです。学生時代の一人暮らししていた時に、自炊していた料理を、“料理”と思い込んでいて、そのだんなに、無理やり食べさせているのです。もちろん、おいしい日本食が食べたいっていうのは本当で、でも、本当の意味は、日本食レストランに行きたいってことなのです。)

毎日、ハワイの海や夕日を楽しんでいます、今日は、買物の帰りにビーチにいってイルカをみてきます。イルカに癒されちゃおう。

(実際は、朝昼晩、部屋に閉じこもって、ハワイサイトの他人のブログや、日本にいる友達と、スカイプ。日本の友達は、A子の毎日変わりばえの無い話を聞かされ迷惑がっているのです。日本のテレビ番組をYouTubeで見ていたり、日本人から回ってくる、本やビデオを見ている毎日なのです。癒されるのは、他の日本人と海外生活の大変さを話しながら、傷を舐めあっている時が、癒されているのです。)

今、フラのレッスンを受けようと思います。ともだちから良い先生を紹介してもらったので、ダイエットにいいよね~。

(実際、このたぐいの人は、「フラはフラでもフラメンコ!のレッスン」と冗談を言う奴なのです。)

ハワイ大好きA子のブログです、私のハワイに来て、ハワイな毎日を楽しみませんか?

(実際は、この生活に疑問を持っていて、これでいいのか?と毎日ため息の生活なのです。)

A子は架空の人物で、場所、この物語はフィクションです。

日曜日, 5月 04, 2008

ゴールデンウィーク特集、中編2008

ハワイアンダイビング、イルカツアー、マンタナイト、ブルーウォーター、ブラックウォーター、とGW中編も賑やかなフルコースでした。

特筆することは、今回のマンタナイトでは、12匹のマンタがでました。なかなか二桁マンタには出会うことはありません、このお客様たちは幸運です。ブルーウォーターではサメに遭遇、このサメは外洋性のサメで、いつも海の真っ只中を移動しています、そう考えると、我々がブルーウォーターダイビングでこのサメに遭遇する確率はとっても低いのです、このお客様はとっても幸運です。

それ以上に、二桁マンタと外洋ザメを両方見た二人のお客様には神さまがついていたのでしょう。ブラックウォーターにも参加され、これを機会に、ダイビングや海に対する新たなイメージがわいたのではないでしょうか。

GW中編も、大人の遊びなれたお客様に恵まれ、とっても楽しいツアーとなりました。至らぬこと多数ありますが、これからもご贔屓の程、よろしくお願いいたします。

さて、今回、アメリカに来る日本人の旅行統計を見てみました。

アメリカに来る日本人の69%は観光で、仕事は15%(2005)です。
滞在期間は平均4日(2005)です。場所は、ハワイ38.9%、太平洋地域(ハワイ、グアムなど含む)64.2%(2006)です。

仕事で来る人がもっと多いかと思いましたが、意外と少ないのですね。7割が観光です。7割弱の人が、アメリカ住所の太平洋地域に来ているのです。

これを見ると、太平洋地域に来る人は観光目的がほとんどで、アメリカ本土に行く人はほとんど仕事で、観光ではないのですね。

アメリカ本土にも優れた観光地がたくさんあります、でも、どこにいっても移動時間がかかります、また、国立公園など時間がないと楽しめません。

日本人の平均的な休みの日数を考えると、意外とアメリカ本土は観光でいくには遠いところかもしれません。

一方、日本の人にとってハワイはハワイで、アメリカではないのですね。ハワイをアメリカと意識して旅行する人はいるのでしょうか? たとえば、ハワイに行く人がアメリカに行くとは言いませんよね。今、大宮の人が東京に行くとは言わず、渋谷に行くとか新宿に行くとか言いますよね。それと同じです。

ハワイ好きの中では、今は、ハワイに行くとは言わず、ハワイ島にいく、オアフ島に行く、ホノルルに行くとか、もっとピンで会話をしていますよね。

ハワイの商業圏事情が変わってきているのですね、GWの旅行者動向を見たり、お客様の話や旅行の仕方を聞いていると、確実に日本の人の旅行に対する考え方や、ハワイでの遊び方も変化して、ハイグレードな物を求めているのは確かです。

弊社も更なる、努力でお客様のそんな需用に応えていきたいと思います。

次回はGW総集編です。


Source: U.S. Department of Commerce, ITA, Office of Travel and Tourism Industries; Bureau of Economic Analysis