毎日、アメリカ人一人当たり、約1ポンド、約500グラム弱の食べ物を捨てているらしいです。アメリカ全体で、食料の27%は残飯になる計算らしいです。その数字には、食品製造過程の余分、お店ででる売れ残り、そして家庭残飯を含めています。
今朝、新聞でそんな記事を読んだのです。常日頃思っていることですが、人の目に見えるところでも、アメリカは残飯が多い。大学のカフェテリアに行くと、学生が食べている量より、捨てている量のほうが多いのです。レストランのバフェにいっても、同じです。食べられないほどお皿に盛ってしまうのです。
初めてのバフェ体験なら、盛りすぎって事もあると思いますが、何度も経験していれば自分の食べられる量がわかるはずです。それが人間と動物の違いだと思いますが、うまくいかないようです。
要するに、「目が欲しい」って奴ですね。おもちゃ売り場の子供のようなものです。必要なくても、見ていると欲しくなってしまう状態です。お腹はすいていなくても、見ているとお皿に盛ってしまうのですね。
最近、レストランでも、食べ残しにお金を払うところや、バフェでも、重さで値段を決めるところがあります。
一方、食品産業で出る残飯は、いろいろ課題がありますね。最近の中国産の食品は、世界中で問題をおこしています。日本では、噂の真相の、賞味期限問題は無くなりません。それらをどう対処していくかは難しいです。
昔は、コンビ二などで賞味期限のお弁当を捨てていたため、それを糧に生きていたホームレスの人達が、糖尿病になってしまう事もあったようです。味の濃いものを毎日食べているからです。
また、従業員が持ち帰って来ました。学生のころ、友人の家の冷蔵庫は、ミニコンビ二化していて、おにぎりからお弁当まですべてそろっていました。その友人は、「最近、おにぎりの鮭の量が減ってきた」、「のりおかか弁当の味が濃くなってきた」といろいろ嘆いていたのを憶えています。90年台前半を学生で過ごした人は、のりおかか弁当がどこの商品かわかりますよね。
今は、持ち帰りが出来ないと聞いたことがあります、また、輸送システムや統計的商品管理が徹底してきたため、売れ残りが無いみたいです。
いずれにせよ、品質管理と残飯問題は食品業者にとって難しいところですよね。昔の映画、「スーパーの女」の中で、スーパーの従業員が、そのスーパーで買物しているスーパーが、健全なスーパーだと言っていました。なるほどです。
とにかく、残さず食べましょう。
Source:United States Department of Agriculture;Census Bureau
References
Martin. A. (2008, May 18). One Country’s Table Scraps, Another Country’s Meal. The New York Times.