水曜日, 5月 21, 2008

ケパソ! アパレル、メードインUSA

おもしろいアパレルメーカーがあります。American Apparel Inc その宣伝方法が変わっていて、いろいろ議論があるみたいです。要するに、エロイのです。モデルの露出度が高く、プロではなくモデルに、最近流行りの、アマチュア性があるのです。

その商品自体は、ブランドマーク無しのユニクロスタイルです。全体的な印象は、タイトなデザインと、色使いはラテンアメリカスタイルです。

その宣伝方法は、メイシーズやビクトリアシークレットタイプのプロフェッショナルなモデルではなくて、写真科の素人学生を捕まえてきて、撮ってきたような感じです。YouTubeとかマイスペースの自分紹介のスナップ写真のようなカメラアングルです。

一方、会社の仕組みもおもしろく、去年の年末上場し、カリフォルニアの繊維会社を買い取り、すべての製造工程をLA近郊でしています。できるだけ中間業者や外注を減らし、自社製で営業活動しているのです。中国産やベトナム産のアパレルが多い中、アメリカ産にこだわってがんばっているみたいです。

宣伝兼企業責任で移民法関係の活動もしているらしく、ラテンアメリカから来た工場従業員の待遇をよくし、社員契約し、英語を教えたり、交通費、保険もだすそうです。

一言で言えば、この会社、日本型雇用システムで、アメリカ産の商品を、ラテンアメリカの宣伝スタイルで、世界市場に洋服を売っているのですね。

しらなかった人の為に、ホームページを下に書いておきます。ちょっと見てください。そこにモデルの写真コレクションがあります。これがおもしろい。日本にも数件お店があるらしく、日本語のホームページもありました。

みうらじゅん氏ではありませんが、きわどい写真でも、見る人によって、エロとエロス(芸術)に分かれるのですね。アパレルメーカーはこの微妙な線の上で商売しているのです。絵心の無い小生には厳しい業界だ。

「エミリー、スターバックスまだ!!」

http://www.americanapparel.net/



References
Story. L. (2008, January 18). Politics Wrapped in a Clothing Ad. The New York Times