いつも思うのですが、ダイビング愛好家が読める、ダイビング雑誌は少ないと思います。誰が読んでいるのでしょうか?読む機会といえば、小粋なダイブショップのテーブルの上においてあり、「にらめっこ」と題してある、魚のアップの写真を見るぐらいです。
気分は、美容院で、順番を待っているとき、2ヶ月前くらいの“微笑”なんかを引っ張りだし、ダイエット薬の、使用前使用後の写真を見て、「君、よくがんばったね」とつぶやく時と一緒です。
日本もアメリカも、全国紙と言われる、ダイブ雑誌は数冊だと思います。とにかく宣伝と写真が多くて、実際に読むのは、雑誌のページの3分の一無いでしょう。
しかし、唯一読める雑誌があるのです。それは、alert diverという雑誌です。DAN会員の方にはおなじみだとおもいます、DAN、Divers Alert Networkの会員向けに、2ヶ月に一回ぐらいの割合で、発行されるのです。市販の雑誌ではないので本屋さんには無いのですが。
DANは、安全ダイビング啓蒙団体ですから、その雑誌の内容も、ダイビングに関する、事故病気などの特集です。潜水医療の実験報告など、掲載されるので、一応、ダイビング関係者として目を通します。
実際に、潜水病になった人や、クジラにはたかれた人、二日酔いでダイビングしちゃった人、クラゲにさされた人や、魚にかまれた人、などなど、ダイビング中によくあるケースを、事故発生から治療までの話を掲載していたりするので、ケーススタディとして参考にしています。
ダイビング愛好家でしたら、目を通して価値ある雑誌です。
2分間の夕日映像です。ちなみに、虫の声は、ハメコミです。なので、昆虫愛好家の皆さんに、「この虫はハワイにはいないぞ」と攻められる前に白状します。