オレゴンの海を見に行った。というより港でダンジネスクラブを食いたかっただけなのですけどね。
(人々は終りのない砂浜を歩いていた。)
食うだけでは研修旅行にならず出張経費が認められないので、ビーチを歩いて視察というかぶらぶら。
海、風、空、雲、砂、のそれぞれ色も匂いもハワイとは違っていて、いやあ北の海にきたのだなあ~と演歌の旅情にひたる。
でもやっぱり北の海の匂いは腹を空かせるので、早々にビーチ視察を切り上げ港へ直行。
数件のシーフードレストランをのぞき一番人が入っている店に入る。
“見知らぬ土地で店を選ぶ基本はとりあえず人が多いところ。”
とっても魅力的な料理の数々で、シーフード命の僕はなかなか注文を決められない。
(店の中ではシーフードの香りがスチームと一緒に漂っていて喉が渇く。ビールが僕を呼んでいる。)
朝からカニカニと騒いでいたので、初志貫徹でダンジネスクラブを食おうと決心。
そのカニをまるごと塩でゆでてバターと一緒に食う料理を注文。
ま、そんなに足やハサミは大きくないので、割って食べるというより、切り込みを入れてしゃぶり肉と汁を同時に味わう感じです。
簡単塩味でビールがすすみます。
そもそもこのダンジネスクラブはオレゴン州で宣言している正式名誉甲殻類なのです。
でも名前の由来はワシントン州のダンジネスという港街からきているみたいですけどね。
隣のテーブルに座っていたバイカーカップルは、シーフードフィットチーネを食べていた。
料理の名前を聞いたら、Diver’s Catchという。名前からしてうまそうではないか。
のぞいてみると、ボリュームが凄い。アサリ、ホタテ、エビ、タラ、がこれでもかとパスタの上にかぶさっています。
あれえ~これにすればよかった!と後悔。
どう味は?とそのカップルに聞いたら、満面の笑みでうまいと答えるではないか。
彼等は他の人が食べていたその料理を見て注文したらしい。
“メニュー選びの基本で写真がなかったら他の人が食べている料理を頼む。”ということを忘れていたのです。
あまりにやる気がダンジネスクラブに集中していて、周囲を分析し冷静に判断する、ということを忘れていた。
まあ、次回のお楽しみにしよう、と言い訳を心の中で1つ。
見知らぬ土地のレストラン選びも世渡りも成功の秘訣は一緒なのだなあ、と勉強。
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