ハワイ島でイルカと泳ぐツアーに出かけてみたら、バンドウイルカの食事中にお邪魔してしまった。
4頭のバンドウイルカが岸のそばでなにか「もぞもぞ」とやっていたので、「おや、なにごとか?」とゆっくり泳いで近づいていくと、そのイルカ達はどうやら食事中らしく、デッカイアジの群れを追っていたのです。
(最近ハワイ島のアジの質が落ちてきたな、とは言ってないだろうな、)
水中を覘いてみると、そこには間取り2LDKの大きさのアジの群れがあり、バンドウ達に追われ必死で逃げ回っていたのです。
バンドウたちは獲物を一匹一匹ロックオンして、撃墜していくのです。
ちょっと観察してみると、どうやら彼ら達は家族らしく、親は子供イルカにハンティングの仕方を教えているのですね。
「躊躇せずに、やるときはやれ!食えるときに食っておけ!」と言っているようでした。
しかも、そのイルカ達の食卓の外にはガラパゴスシャークがグルグル泳ぎ回っていて、隙を見てはアジ群れに突進していました。
シュノーケルでそんな光景を見ていたのですが、とってもナショナルジオグラフィック的絵で、どこからかオーケストラが流れてきて、ピアーズ・ブロスナンのナレーション(映画Oceans)が聞こえてきそうな勢いでした。
(イルカ達が何を話しているのか知りたいな?、と思うのですが、人間は知らないほうがいいな、とも思います。)
そして、あまり邪魔してはいけないので、バンドウ達にさよならを言って先に船を進ませると、今度は、スピナードルフィンの巨大な群れと遭遇。
とっても機嫌がよろしいようで、彼らは、僕たちとの距離を縮めてくれてとってもフレンドリーでした。
お客さんをやさしく包み込むように泳いでくれたので、「ハワイのイルカもとっても外交上手なのだな」、とその姿を見て考えてしまったのです。
ひとつの喜びですね。
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