以前ハワイ島コナ近辺には気の利いた喫茶店が無い、コナコーヒー農園の裾野なのに、と書きました。
農場は数あれ試飲はできるけど、コーヒーをカップで売っていない。
でも、ドライブ中コーヒーが飲みたいなあ、と思う時は、コナコーヒー農園の試飲に寄っていたのです。
でも、意外と肩身が狭い思いをするのです。
「絶対買わない」とわかっているところにお店の人は説明をしてくれます。
「すみませんタダでコーヒーを飲みに来ただけなのです」と心の中でお詫びをし、興味があるフリしているのも、ちょっとなあ~。
そして、他のお客さんがなだれ込んできたときに、さっと消えていくのです。
なので、そんなに気を使いたくない、売ってくれ!と思っていたのです。
知り合いの農場主に聞いたところ、お金を取ってコーヒーを出すには営業許可がなんとかかんとかあるようで、なかなかね~と言っていたのでめんどくさいのだろうな。
と、ま、先日も“タダのみ試飲”をしようと、Kona Joe Coffeeの農園に寄ってみた。
場所は、コナからは11号線を南に走り、ケアラケクアの手前、右側です。
試飲のポットが置いてあるところへ、そそくさとお店の人に気づかれないように忍者足で近寄っていったはずなのです。
でも、しっかり店員は見ていて、「ご説明しましょうか?」とすこしアクセントがあるエキゾティックな女性が聞いてくれたので、つい「ハイ」と答えてしまった。
「ワイン農場の木の育て方をコーヒーの木に応用し、木全体に日が当たるのでとってもいいのですよ!」と元気に教えてくれて、チョコレートもくれて、笑顔もくれたのです。
「すまん、すまん」買わないのでごめんなさい、とまた心の中でお詫びをするのです。
奥に進んでいくと、驚いたことに、眺めがとってもすばらしい。
コーヒーの木が眼下一面に広がっていて、それ越しに青い海が広がって、水平線がいつからか空になっているのです。
しかも、エスプレッソマシーンが置いてあって、コーヒーをカップで売っているではないですか。
テラス上のカフェ形式になっていて、コーヒーを飲みながらその景色を楽しんでくれ、と言う意図です。
どうして、「そのカフェをもっと入り口近くにおいてくれないのだ!」。と思ったりもしましたが、ま、トリアエズ。
今度は直接カフェに行けばいいのですね、と再訪を決心した次第です。
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