ハワイ島のKauコーヒーのお祭りに行ってみたのです。
Kauはハワイ島の南の地区で、お祭りの会場はPahalaという村です。
ちょうどブラックサンドビーチと火山国立公園の間にあります。
最近、Kauコーヒーの評判を聞くようになりました。村おこし産業になり始めています。
インターネットのおかげで農場は大きな経費をかけずに直接小売できるようになり、「そうだべか、うちのコーヒーも金になっかもしれねえな、孫の大学の学費稼ぐべ、ばっちゃん」と独自の営業展開をしているのです。
Kauコーヒー組合としての取り組みはとりあえず、世界中のコーヒー品評会に出品し名前を売っていくそうです。そのせいかいくつかの大会で上位に入賞しています。
そんな父ちゃん母ちゃん農場のKauコーヒーを試飲できるチャンスが、唯一Kauコーヒーフェスティバルだったのです。
フェスティバル主催の公式試飲会は参加にお金を払わなければならず、また時間も決まっていたので、到着した時間が悪く断念。
でも、会場には約10軒のコーヒー農家が豆を売りにきていて、試飲のコーヒーを用意しています。
とりあえず、右から左へと全部試飲をして、気に入った味を買っていこうと決断。
“違いがわかる男”ではないので、飲む前に匂いをかいだり、コーヒー試飲の伝統である音を立てて口に含むこともせず、最初の一口がうまいかうまくないかで判断。
でも、それ以前に気がついたことが、どこの店もそもそも試飲のコーヒーをちゃんといれていないのです。
まず、うすい。多分コーヒーの量が少ないのでしょう。水も隣の公園のホースの水でしょう。
そして、コーヒーがぬるい。安売りポットなので保温性が悪く、売れ残り、違った、試飲残りがほとんど。
完全にポットが空になってお客さんから“ないよ”、と言われないと、多分、新しくいれないのでしょう。
それまでは、ぬるくても冷たくても「どうせ買うか買わないかわからない冷やかしの人が多いだろうから、ま、いいだろう」と、とりあえずな気持ちかもしれません。
あきらかに売っている本人は味見していないのがわかってしまうのです。
ま、それでもコーヒーがぬるいのは僕が行ったタイミングが悪かったのだろうなあ、そして、僕はいつも濃いコーヒーを飲むのでうすく感じるのだろうと、と100歩譲って、味見を続けたのですね。
次に、コーヒーパッケージのラベル。僕はラベルのデザインを見るのが好きで、味に関係なくラベルがクールだと買ってしまったりするのです。
最近は、ラベルに自分の子供や孫の写真を使う農家が多い!悪い気はしないのですが、どうも彼ら彼女らの大学の学費を寄付しているみたいで躊躇してしまうのです。
その辺の社会貢献はスターバックスに任せておけばいいのです。
農園ツアーを開催していたので、参加してKauコーヒーの特徴を知ろうと思ったら、ここもお金を払わなければならず時間も決まっていたので、またもやタイミングが悪く断念。
肝心なKauコーヒーの本質を掴むところはお金がかかるようになっていて、その上時間もあわず、あれま残念なのです。
少しコーヒーのサンプルを買って、数曲バンドの音楽を拝聴。
帰りに、途中の街でお昼を食べようとバーに寄ったら、ちょうど店を閉めるところで、ここでも断念。
どうも朝からタイミングが悪い日でした。
是非、Kauコーヒーも試してみてください。
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