日曜日, 4月 20, 2008

コロンビア発、狼たちへの伝言

ここ数日のハワイアンダイビングは、イルカダイビングです。でも、イルカのいるところでダイビングするわけではありません。私たちがダイビングしているところに、たまたまイルカが来るのです。思いがけなく、イルカの群れが自分の前を通りかかるのは、何度見てもいいものですね。ハワイ島でダイビングするときは、あっちこっち、きょろきょろしていてください。

ところで、みなさん、コロンビアのエメラルド王、早田英志氏をしっていますか?先日、日本のテレビ番組をDVDでみていたら、その早田氏が番組に出ていたのです。その番組、いつ放映されたかわかりませんが、数年前だと思います。

早田氏はコロンビアのエメラルドビジネスマンです。コロンビアのエメラルド輸出の半分を手がけて、日本のエメラルド輸入の8割は早田氏からだそうです。この数字は、確かな情報ではないです。でも、とりあえず、コロンビアで日本人の早田氏が、大きなお金をエメラルドで動かしていることは本当でしょう。

すごい人がいるものだと思い、グーグルしていたら、小生の好きな、雑誌編集長石川次郎さんとの対談記事があったので読んでみました。ゲリラ、密輸、コケイン密輸の隠れ蓑など、コロンビアでのエメラルド貿易はタフです。早田氏は、そんな混沌とした市場を正常化する事に、使命感を持っているのですね。

コロンビアを移動する時はいつも、護衛に囲まれ、早田氏自身も防弾チョッキに銃を携帯しているそうです。誘拐の脅迫を毎日受けても、逃げ隠れはしないというポリシーを貫いています。

一生の財産には困らず、そんな世界から引退すればという声には、「僕はお金の為にこの仕事しているわけではありません」と言い切るのは迫力がありますね。

早田さんがメディアに出てきたのは、彼の作った映画、”エメラルドカウボーイ“に注目があつまったからみたいです。見てみたいと思います。

一方、この話を聞いて、思い出したのですが、もう一人、日本人で、世界で活躍した兵がいます。それは、オイルマン、ジャーナリスト、アサヒスーパードライ落合信彦氏です。CIA、FBI, NSA、モサド、GSG9、SASなど世界の諜報機関と特殊部隊に友人と情報源をもつ人です。落合氏も、オイルマン時代には利権、マフィア、賄賂、女のタフな世界を渡ってきました。

メディア界では、落合氏にいろいろ異論反論がありますが、今は、平和ボケ日本といって、若い衆に、「餌の心配の無い鎖につながれた飼い犬の道より、飢えていても自由な狼の道を選べ」という、狼たちへの伝言を残しています。

いずれにせよ、世界で活躍する日本人の話を聞くのは、おもしろいものです。

早田氏と石川氏の対談 http://www.uplink.co.jp/emerald/main.html