先日、ブラックウォーターナイトダイブの動画を撮りに行きました。
闇の中の臨場感をみなさまに伝えるために、小生一人で、闇の中、約2時間です。水の中で、機動力を発揮するために、いつもの倍の長さのロープを使って、透明生物を追っかけ回しました。ボートとの位置関係や水深の感覚も無くなるので、水深計を見ないと、あっというまに水深数十メートルです。ロープと自分が離れたら、「どっかに流れて行っちゃうだろうな~」と考えながら闇の中を漂っていました。
ビデオに出てくる生物はほんの一部です。他にビデオに撮れない奇妙な生物がいっぱいいます。基本的に透明生物が多いので、ブルーウォーター(昼間のダイブ)では明るくて見えない奴が、発光したり、ライトに反射するので見やすくなります。小さな魚、イカ、タコ、カニ、エビの形をした奴がいっぱいいます。多分何かの稚魚や幼生だろうと思われます。彼らは、海に漂って落ち着く先を探しているのですね。生命は海から始まったと言いますが、多分、そんな奇妙で透明な奴が、我々生物の祖先かもしれませんね。