ハワイ島のマンタナイトダイビングでもうひとつ面白いお話は?というとやっぱりマンタを取巻く人間達(僕たちですね)です。
ハワイ島コナのダイビングショップがマンタポイント1箇所に集まるので、一堂集まったダイバー模様を観察できます。
ガイド達は自分達のお客さんの後ろで、いろいろ人間観察をしているのです。
冬で夜なのにビキニ一枚でダイビングしている白人。「見ているこっちが寒くなってくる!」
スターウォーズのように水中ライトをライトセイバーのように振り回している人。「これは僕もよくやるので、お前もか、と、でも魚は眩しいだけなので嫌がっていることでしょう!」
ウツボが首にまきついても気がつかずマンタを見ている人、その隣の人が気がつきウツボを引っ張る人。「知らぬが仏のマンタナイトのウツボなのに~と!」
マンタに飽きて、プランクトンのボールをファイヤーダンスのように手のひらで遊ぶ奴。「魔術師の気分なのだろうか?」
毎晩プロのビデオグラファーがいるので、記念撮影をしている人。マンタが頭上を通りその下で笑みを浮かべる人々。「エンパイヤステート、ナイヤガラの滝、それらをバックに記念撮影は観光地に来た気分だ!」
デッカイカメラと強力ライトを持って神様のように明るい奴。「他のダイバーよる明るい自分に虚栄心を感じているのだろう!」
この間は探検隊ルックでダイビングしているおじさんを見かけました。洞窟探険に使うようなヘルメットをかぶり、そのヘルメットにはライトが左右に二つ。おでこには水中カメラをひとつ。
彼の左の手の甲にはこれまたカメラがひとつ。右手にはトランペットの形をした今はもう見なくなった巨大水中ライトです。
マンタが彼に寄ってくると、彼は、頭突きをするかのように頭のカメラのアングルを整えます。と同時に、左甲のカメラをパンチをするかのごとくマンタに向けるのです。
そのぎこちないぎくしゃくした動きがロボットのようで面白かった。マンタダイブの為にいろいろ考えてきたのでしょうね。「明日の彼のフェイスブックにはしっかりアップされていることでしょう!」
プロファイルの写真にはしっかりヘルメット姿の彼がいて、会社の女子社員に友人になるよう誘い、「この間のハワイ旅行の記事見てよ」などなど、女子社員の笑顔の裏の「いやいや迷惑よ」には気がつかないのであろう。
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