月曜日, 3月 14, 2011

前菜サンセットダイブが面白い理由

ナイトマンタダイビング・ハワイ島
ハワイ島のナイトマンタダイブツアーで、1回目のダイビングをサンセットダイブと呼んでいます。

日が暮れる直前に潜るので、夜でもないし、昼間でもないし、と曖昧な時間帯でぼんやりとした海の中で遊ぶのですね。

でも、海の中は意外と活動的で、魚達が餌を求めて群れをなしてさまよっていたり、食事中だったり。

またまた夜行性の生物が「さて、仕事をするか」と穴から出てくる時間帯なのです、ま、人間の世界で言えば、平日午後6時の新宿駅ですかね。

と、先日も華やかなサンセットダイブでした。透明度がとってもよくクリアーで海がしっかり健全な青色をだしていたのです。

船の上でダイビングの用意をしていると、マンタ2匹が船に接近してきて、「だらだらしていないで、早く入れ」と言っているかのように通りすぎ。

いざ、海に入ってみると、マンタ3匹が夕日の光を背に受けて、影絵のように水面を「もやもや~」と泳いでいるので、ぼ~と見上げていると、なんとなく、遠くでイルカの声が聞こえていたのです。

呼ばれているかのように沖に出てみると、お腹を白く光らせたスピナードルフィンの群れが僕たちに近づいてきました。

ドルフィンスイムツアーと違って、スクーバでイルカを見ることは、イルカと水中で長い時間平行になれるのでイルカ達の違った一面が垣間見えるラッキーな出来事です。

そのイルカ達の頭の上を見ると、さっきのマンタがまだ泳いでいて、僕たちのマスクの左目にはイルカがいて、右目にはマンタがいる、というとっても贅沢な水族館のような光景がそこにあったのです。

船に戻ってみると、ハワイアンモンクシールが僕たちの船の下を泳いでいたので、飛び込んで下を見ると、モンクシールと目があってしまい、その目が「人間は騒がしい奴だ」と言っていた。

マンタナイトダイブは、マンタがもちろんメインデイッシュです。

でも、前菜がおいしい店ほどメインがうまく感じるのと一緒ですね。

そこがサンセットダイブの面白いところです。

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