月曜日, 3月 17, 2008

僕は、いつも高倉健になりたいと思っていた

先日は、ビーチダイビングをしました。マンタとマダラトビエイの大群に遭遇、あとは、大きい魚、小さい魚、青い魚、黄色い魚、しましまの魚をたくさん見る事ができました。弊社の基本的なファンダイブは船でいきますが、お客さんと相談の上ビーチからもやります。ドライブしながらたまには良いものです。

さて、弊社の通信設備強化の為、きびしい稟議攻勢の末、i phoneを導入いたしました。その中に、You tubeが入っていて、日本語で検索すると、日本の画像が見られるのです。

そして、男なら絶対やる春画用語を検索する前に、なぜか、高倉健といれてしまいました。すると、昔の健さんCMが出てくるのです。知ってるのもあれば、知らないのもありました。

三菱ギャランのCMでは、ハワイ島の溶岩の上で健さんが白いスーツにサングラス姿で立っているのです。ネスカフェゴールドブレンドのCMでは、高倉節で、「珈琲が好きです」と一言。JRAの宣伝では、健さんが「競馬場で会おう」と一言。

しかし、なんといっても健さんCMのナンバーワンは、たばこのLARKの宣伝ではないでしょうか。LARKのCMは他にジェームスコバーン(西部劇スター、荒野の七人)、ロジャームアー(007のジェームスボンド)などハリウッドのクールスターが出演しているのです。そこに、東映出身の健さんが網走番外地よろしく殴りこみです。

それを裏づける名言があります、「大人になりたいと思ったことは無かった、いつも、男になりたいと思っていた、Speak Lark!」このラインを健さんが、コートの襟を立てながらのたまうのです。お酒とタバコは大人になってからと教育されてきて、高校生タバコ組の日本の男は、自分たちの幼さに気がつくのです。

何年か前に健さんのエッセイ、(高倉健 1993 「あなたに褒められたくて」 集英社)、を読んだのですが、健さんもダイビングするのですね。

いつか、弊社の船に乗っていただいて、健さんに言ってほしいですね。ベースボールキャップを眼が隠れるまで深くかぶって、うつむきかげんで、タンクのバルブを閉めながら、「僕は、ダイバーになりたいと思ったことはなかった、いつも、魚になりたいと思っていた」。それを言われた日には、自分の未熟さに気がついて、小生は船から身投げするでしょう。

そうです、小生は、いつも高倉健になりたいと思っていたのです。

そのビーチの写真です。