金曜日, 3月 21, 2008

イルカに癒されたかったら、なごり雪を聞こう

大部分のイルカ事業者の宣伝用語は、検索エンジンのSEO風にいうと、癒し、イルカセラピー、ふれあい、感動などです、日本語でも英語でも一緒です。

いつも思うのですが、どうして、イルカ=癒しなのでしょうか?その辺を知りたくて、最近、いろいろな関連本や記事を読んでいます。とても、主観的な話題なので、決定的な理由は見つかりません。なにか、眼に見える事実はないか?と思い。心理学の統計レポートを読んでみました。

ある実験によると、イルカを使ったうつ病治療は、統計学的に顕著にイルカの癒し効果がみられるというのです。もちろん、さまざまな限度や誤差があります。

その実験は、ホンジョラスで2週間、被実験者30人(アメリカ国内で、新聞や、インターネットを使い募集)、イルカを使った治療と、使わない治療の二班に分けて、うつ病ランクの減りぐあいを比較するのです。イルカを使ったグループのほうがうつ病が軽減されているのです。(Antonioli & Reveley, 2005)

この実験によると、特に、中程度のうつ病患者に効果が顕著らしいです。

多かれ少なかれ、イルカには癒しの力があるのかも知れませんね。それが、本当だとすると、毎日、イルカと泳いでいるイルカ業者は、癒されていることになります。

さぞかし、彼ら彼女らは心静かな、無垢な、神様か仙人みたいな人たちなのでしょう。イルカツアーが終わって、船を洗いながら、売り上げ伝票を数えている彼ら彼女らは、仮の姿なのでしょうね。小生はそう信じることにします。

イルカを検索すると、イルカはイルカでも、なごり雪のイルカに出会うのですね。久しぶりに、You tubeでなごり雪を聞いてしまいました。東京にあこがれた田舎ものとしては、しんみりと癒されますね。「春が来て君がきれいになったー♪」

reference
Antonioli, C., & Reveley M. A. (2005). Randomised Controlled Trial of Animal Facilitated Therapy with Dolphines in the Treatment of Depression. BMJ, 321, 26, November.