水曜日, 6月 29, 2011
空気の正しい使い方
先日、空気の消費がずば抜けて少ない女子ダイバーに出会ったのです。
もちろんオーシャンスピリットのお客さんで一緒に潜ったのですが、本当に生きているのか!呼吸をしているのか!という超低燃費な女子ダイバーだったのです。
そして僕は彼女に“プリウスダイバー”の称号をさしあげました。
そこで今回はダイビングの空気の使い方についてお話しましょう。
空気の消費が早い遅いを決める要因はいろいろあります。
ダイビング時のスタイル、条件、海況、体調、経験技術、また生理的な要因(性別や体格)など。
いずれにせよ、どんな人でもダイビングの空気消費には限度があり、自分の消費率を知って管理しなくてはいけません。
そこで、よくアメリカのガイドが使っている空気管理方法を紹介しておきましょう。
3分の1の法則です。
往路、帰路、そして浮上予備に3分の1ずつ空気を使います。
200が満タンの場合、約70が3分の1です。
潜行して散策をはじめ130になったら帰る用意をします。
60になるころには船の下に着くようにして浮上の準備。
安全停止で20使い、40残してボートに上がる。
という感じですね。
よく半分100で帰り道へ折り返すという人もいますが、グループでダイビングをする場合、一番空気消費の早い人が、100の時点でボート(または浮上場所)から一番遠いところにいる場合意外と帰りはタイトになります。
例えば、帰り道グループの誰かが面白いものを探し写真に夢中になり進行のスピードが落ちる場合があったりします。
そんなこともあるので、やっぱり3分の1の法則のほうが余裕がありダイバーの経験に差があったりグループでダイビングする場合に適しています。
参考
Mccafferty. M.(Spring 2011). Lessons in Gas managemants. Alert Diver.27(2)52-53.
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