ハワイ島のあるダイビングポイントのある場所に、フリソデエビが2匹住んでいるのです。そのえびは長いこと同じ場所にいるのですが、見るたびに大きく育っているのです。今日、ひさしぶりにそのえびを見に行ったのですが、これまた大きくまるまると太っているのです。理科の時間の時に習ったように、甲殻類は脱皮を繰り返して大きくなるのです。
そのえびも脱皮をして大きくなるのでしょう。水の中で考えたのですが、フリソデエビは袖があるので、着物を脱ぐように脱皮をするのかどうか？と。もしそうだったら、月明かりの中でもぞもぞとそのえびが恥じらいながら着物を脱ぐ姿が妙に色っぽいな、と思ったりしたのです。
いづれにせよ、長くそこに住んでいてほしいものです。
今日もめちゃくちゃ透明度がよく、いつもボートの底が見えていたので、ボートのロープと地形から換算して、40メートル以上は見えていました、透明度が良いと今まで気づかなかった地形の形に気づくのです。全体像がつかめるので、泳いでいるとなるほど、なるほど、と新しい発見があるのです。
毎日、行っているところでも、その時の気分、環境、何かのきっかけで、物の見え方というものは違うものです。毎日同じ時間に同じ駅に通っていても、いままで気がつかなかった反対方向のプラットホームの美女に、ある日靴の紐を結ぶ時何気に反対方向を見上げた時、気づくのです。そして、毎日惰性でやっている通勤が、その日を境に楽しくなるのです。
海の中でも街の中でも、変化に気づくって本当に大切で意義があるのですね。そんな事を帰りの船を運転しながら考えていたのです。常に物事に敏感でいたいものです。
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