今日はハワイ島のイルカツアーに参加させていただきました。今日のイルカの群れはめちゃくちゃでかかったのです。100匹以上は絶対いたでしょう。
本当は300匹と言いたいところですが、正確に数えているわけではないので、演繹的推論により確実に言えることは、100匹までです。それに、マンタとクジラを見ました。
船から見物されるお客様もいらっしゃったのですが、100匹のイルカに船を囲まれた時は見ごたえがあったと思います。
小生は水の中にいたので、自分の船がイルカに囲まれている姿を見た時は、「サメでなくてよかったと」と思ったものです。
ハワイ島のイルカツアーはもちろん“イルカと泳ぐ”ということで、みなさん参加されます。なので、イルカだけに集中しがちなのです。
でも、ドルフィンスイム上級者の方へ新しい楽しみ方として提案させていただくのが、“イルカが泳ぐ海を見る”ということです。
今度、ドルフィンスイムにいらして、イルカと遭遇したら、ちょっと目線をイルカからそらし、イルカの後ろの水中風景を見てください。
多分、蒼い水が見えるでしょう、多分、太陽の光が見えるでしょう、多分、白い砂の波紋が見えるでしょう、多分、さんご礁が見えるでしょう、多分魚が見えるでしょう、多分、溶岩の亀裂が見えるでしょう、多分、必死でイルカを追っている白人のおばさんがやお姉さんが見えるでしょう。
ま、最後の例は別として、イルカが泳いでいる姿の後ろではめまぐるしく風景が変わっているのです、この水中風景を楽しむことがワンランク上のドルフィンスイムだと思います。ドルフィンスイムが倍楽しめます。
なので、”イルカが好んで泳ぐハワイ島の偉大な海を楽しむ”ってことが大人の知的ドルフィンスイムだと思うのです。そうすれば、必要以上にイルカを追いかけることもなくなりますし、意外とそうやってハワイ島の海を楽しんでいると、その姿にイルカが気づき、イルカの方から近づいてくるのです。これが、イルカと仲間になるってことだと思うのです。
なので、本当は、“イルカが好きな海をイルカと共有すること”で、癒されるのではないでしょうか。イルカに癒されているのではなく、イルカが愛す海に癒されているのです。
書いているうちに恥ずかしくなってきたので、小生の名誉挽回をします。
これは、イルカ星人の特別なことではなくて、基本的な社会学のリサーチ手段で、物事の背景にわざと目を向けて、その物事の存在意義を探しましょう、って言うことです。
練習方法は、看板を見る時、ロゴや文字から目をそらし、背景に目を当てると、隠し文字やデザインが見えるのです。子供の時に見方で絵が変わる絵本がありましたよね。あんな感じです。
ダイビングでも一緒です。いままで目を向けていない、ネガティブスペース(物事がある背景)に目を当てると、違った世界が見えるのです。ダイバーの間では、マクロ派、ミクロ派、地形派など物事一点主義のダイビングが騒がれてますが、これはもう古い。これからの時代は、右脳を使ったネガティブスペースダイビングなのです。
今度、ドルフィンスイムでも、ダイビングでもそうやって右脳を使って、物の見方を変えてみると、あなたの知らない世界が見えてもっと楽しくなります。
あなたの知らない世界のドルフィンスイムやダイビングをハワイ島で楽しみたい人は連絡ください。明日は13日の金曜日です。http://www.oceanspirit.com/