金曜日, 2月 06, 2009

カッティングエッジなコラボでプリミティブ

日本のお客さんとお話をしていて、一番面白いことは最近の新しい言葉使いを習えることでしょうか。新しい言葉や熟語がたくさんでてくるのです。あたらしい言葉の大半はその地域の風俗から発生するので、その場所に居ないと見落としていることが多いのです。

最近ですと、モンスターペアレント、エリカさま、などなど。今は忘れてますが、いっぱい他にあるのです。日本のニュースや情報を調べている際、最近気づくのが、言葉の使い方の意味がまったくわからないのです。文法や誤字脱字の問題じゃないのです。世代の問題もあるでしょうが、面白い例を三つ紹介しましょう。

その一
ある会社の事業案内にあったのですが、「カッティングエッジな「!」をエッセンスに加えるエモーショナルブランディングによって、ブランドに新たな刺激と興奮を、顧客に新たな出会いと共感を生み出します。」という一行です。

投資家も見る事業案内にマークを使う時代になったのですね。この企業は、決算報告のとき、「今期はで、今後の方針はで、来期はを目標にエフォートします」とか言うのでしょうか。

その二
ある外資の洋服店が日本に進出した時の記事です、「グローバリズム以降のアメリカやヨーロッパと違って、新たな顧客層としての『新世代のイミグレーター(移民)、カラード(有色人種)による新・大衆』と彼らのもたらす『W・スタンダード』*が存在しない日本の消費社会では、時代が変わってもターゲットの本質は変わらない。ですから依然、「世代+テイスト」で斬る人口比率のマーチャンダイジング発想になるでしょう。」

多分その業界では高名な評論家が書いているのでしょう。単語にマークがついていて、それを記事の最後に説明しているのです、あとから説明せずに、そこで書けばいいじゃないかと思うのですけどね。ファッション記事も、世界史とビジネスの学位がないと読めない時代になったのですね。

その三
ある洋服店の評論なのですが、「「旅」をテーマにしているだけに、ナチュラルだけど、行動的なイメージ。世界中を飛び回る女性は自由で優雅。ヌケ感を備えながらも、女っぽさに手を抜かないスタイリングに定評があるようです。」

この“ヌケ感”ってどんな感なのでしょう?なにかの誤字なのでしょうか?これは五感のほかに知らなくてはいけない感覚なのでしょうか?

そのお店の洋服を表現しているのですが、「ビーズフリンジのプリミティブ(原始的)な表情が新鮮です。」原始的っていうのはどんな的なのかですね。原始人が着ている洋服をさすのか、ナショナルジオグラフィックにでてくるペルーのインディアンの洋服なのか、わかりません。それに原始的が新鮮なのです。小生の脳みそはプリミティブなのでしょうか?

とりあえず、ナチュラルでスタイリングなリゾートで、デコラティブなダイビングをカラードに負けないマーチャンダイジングをコンダクトしている、セレクトダイビングショップとコラボしましょう。http://www.oceanspirit.com/