さて、今年もハワイ島でマンタナイトツアーにたくさん参加させていただきました。
マンタが出なかった日ももちろんありました。一方、今年のゴールデンウィーク中は連日30匹を越えるマンタとの遭遇もありました。
そんな30匹以上のマンタが目の前をブンブン飛んでいる姿を見たお客様からは、「マンタが来ない日もあるのですか?」と、マンタ空白ダイビングが信じられない様子で、聞かれます。
そのときは、「ハイ、まってもまってもマンタが現れない日は、水の中でみなさん帰ってからの仕事の予定を考えています。すると、マンタの代わりにジワジワと上司の顔が暗闇から浮かんできます。」と答えます。
また、マンタを見られなかったお客様からは、「本当にマンタはいるのですか?」と、プロレス八百長疑惑のまなざしで聞かれます。
そのときは、悪さをした政治家の証人喚問のように、うつむいて、元気のない声でモゴモゴと、「誰かの行いが悪かったのですかね、数日前はいっぱいいたのですけどね、野生動物ですからね、ウツボがいましたね、魚が寝てましたね、」などなど言い訳をするのです。
でも、弊社のお客様は旅なれた大人の紳士淑女の方々なので、「バカやろうマンタが見れなかったじゃないか、金返せ!」と言う人はいません。
みなさん、そのときのありのままの海の姿を楽しんでいらっしゃいます。
見た人も見られなかった人も、また遊びに来てください。