水曜日, 3月 03, 2010

サメと目が合う

先日、ハワイ島のブルーウォーターダイビングではサメと出合ったのです。出合ったというよりサメに追跡されてしまったのです。

ブルーウォーターダイビングでサメや大型の水中生物と遭遇することは稀で、普通は何もない海でクラゲと一緒にゆらゆら泳ぐだけなのです。

でも、その時は状況が違っていて、海の流れと風がめちゃくちゃ強く、僕達はトローリングの餌状態でダイビングしていたのです。

クラゲ達がビュンビュンと目の前を流れて行って、「人間は何をしているのだろう?」と言いたそうに去っていくのです。

そんな中、背中に奇妙な感覚を憶えるので、誰かに見られてる、と感じると、僕達の後ろから2匹のサメが姿を現すのです。だんだん見えてくるというより、急に視覚に入ってくるのですね。

何回見てもドキッとする瞬間です。また、サメは人食いザメでジョーズだ!と頭に中にインプットされているので、無条件に怖くなってしまうのです。

いつもは僕らの周りをぐるっと泳ぎ、「食えないぞ!」と解ると、去って行ってしまうのですが、その時のサメは、逃げずに執拗に僕らと一緒に泳いでいるのです。

僕らとの間合いをじりじりとつめて足元まで接近してくるのです。僕らが船に戻った後でも、船の周りを水面近く泳ぎながらうろうろしているのです。

彼らにどんな興味があったのかはわかりませんが、サメに見つめられるのはあまり気持ちのいいものではないのです。

その時のお客様はサメ初体験だったのですが、ちょっと刺激が強かったようで、かなりの恐怖体験だったようです。

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