月曜日, 3月 15, 2010

誤解だらけのフラダンス

さて、ハワイのフラダンスに関して誤解があったことに気がついたのです。

先日、「ハワイ文化をすこし勉強しろ!」と業務命令があり、フラダンスを見に行ってきたのです。

フラダンスは、“ハワイアンバーで1時間おきに、椰子の実で作ったビキニと色とりどりの紙テープで作ったヒラヒラスカートをつけた女の子が、「ヒュー、ヒュー♪」と悲鳴を上げて腰を振りながら店の中を走り回る踊りのこと”、と思っていたのです。

でもどうやら様子が違うのです。その会場には業界で有名らしい、ハラウ・オ・ケクヒ、とか、ナレイ・オ・カホロクー、とかいう舌を噛みそうな名前のフラダンス学校(おっとハラウですね!)の人達が踊りを見せてくれたのです。

それらの学校(いやハラウですね!)はフラダンス界のアイビーリーグらしく、みなさん由緒正しい踊り子さん達なのです。それ故、ハワイアンバーとは違って、「ヒュー、ヒュー♪」とは言わず、音楽にあわせ神妙に呪文のような言葉を口ずさむだけなのです。

衣装もこれまたハワイアンバーの紙テープとプラスティック製椰子の実とは違って、意外としっかり縫いこんである露出度控え目な衣装なのです。色も同じヒューで統一してあり、なるほど伝統文化を感じるのです。

Hulaには流派があり、先生(ザクでしたっけ?、グフでしたっけ?、ズゴックでしたっけ?、クムでしたっけ?)によってかなり踊りに個性があることを知ったのです。

そして音楽部門です。女性シンガーのエイミー・ハナイアリイ・ギリヨムさんは、人気がある歌手らしく、しゃべりもうまく、みんなを楽しませます。彼女の曲は町で聞いたことがあり、歌声はやっぱり吸い込まれる迫力があるのです。

他にも、マナオ・カンパニーという有名な楽団の音楽も聴いたのです。でもタクシーの運転手または肉屋のおっさんみたいな腹の出た男達がTシャツ姿でギターを弾いているのを見ると、うむ、プロだといまいち信じられないのですが、事実だそうです。

自分の無知を恥じると同時に、ハワイ文化芸能ってのは奥が深いな、と思いましたね。

上記の固有名詞は全てメモで教えてもらいました。

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