ハワイのファッションといえば、サーフパンツ、Tシャツ、ビーチサンダル、そして、サングラスです。
今回は、あるサーフパンツメーカーのお話です。その名は、Da Hui。ハワイで生まれたアパレルメーカで、最近、マーケットをアメリカ19州、海外は12カ国に広げ、US$2mの売上らしいです。
その会社の発端が面白いのです。オアフ島ノースシュア近辺のサーフクラブが発祥らしいです。設立同意書は、ハワイ文化とアロハ魂の継承です。大義名分はどうでも、要するに、サーフィン右翼団体です。
どこのサーフポイントにも、ローカルルールに従って、サーフィンをし、地元の彼ら彼女らが、それを取り締まるという、封建制度みたいなのがあるのですね。 自然と、彼ら彼女らは、侍のような立場になり、縄張りをコントロールするのです。
ハワイでも、アメリカ本土から来た、赤いオープンレンタカーに乗ってやってくる、スーツ弁護士サーファーが、地元の女の子たちを、富の力で誘惑すると、「治外法権は認めないぞ!」、「ハワイの女はハワイ固有の財産だ!」と言って、抗争が勃発するのです。
こんな話はどこの、サーフポイントでもあるみたいです?
Da Huiもそんな、侍クラブから始まって、ユニホームを作り、結束を固めてきたのですね。そのラインを売り初めて、サーフィンブランドになったらしいです。
サーフィン用品産業は、$7.48bです。大きな有名ブランドもありますが、サーフィンブランドは、意外と、こじんまりと、オリジナルでやっているところが多いのですね。ハワイの地元経済新聞なんか読んでいると、そのような小さなサーフメーカーが、がんばって、あっちこっち売っている記事を見ます。
ローカリズムを武器に、世界にアピールしているのです。うむ、ビジネス用語の、“act locally, think globally ”とはよく言ったものです。
小生も、そこのサーフパンツをもっていますが、買った当時はそんな裏話があったとはしらず、ただコスコで安く、山になって売っていたので、それを、ただ買っただけです。小生の、サーフパンツを選ぶ基準はとても厳しく、検査は繊維まで及びます。サーフパンツの選び方として、機会があったらお話しましょう。
いずれにせよ、Da Huiは右翼ブランドと言えるかもしれません。日本語のHPもあったので書いときます。ハワイに来た際は、お店をのぞいて見ましょう。
http://www.dahui.com/
http://www.dahui.jp/
references
Trebay. G. (May 15, 2008). A Line in the Sand and in the Stores. The New York Times.