日曜日, 4月 12, 2009

魚の切身は金の延棒

先日は、40ポンドのサワラを釣ったのです。キロよりポンドの方が同じ重さでも大きな数字になるので、魚の重さはポンドの方が聞こえがいいのです。

ここ最近釣ったサワラの中では、一番のでかさです。港を出てものの30分でルアーに食いついたのです。5時間ルアーを引っ張っても、なにも無い時もあれば、先日みたいに30分でつれるときもあるのです。釣りは本当にわからないものです。

この日は、ダイビングもする予定でしたので、一匹で十分ということで、ダイビングにすぐに取り掛かりました。みなさんがダイビング中に、船でそのサワラを分解し、切り身にしてクーラーボックスに収めたのです。

1ポンドの切り身をジプロックに入れて、クーラーボックスに収める光景は、映画でよく見る、金の延棒を両手で支え金庫に入れていく作業に似ているのです。

結構波がありましたので、切り身が船から落ちそうになると、飛びついて切り身をキャッチしなくてはいけないのです。どうしてかと言うと、解体作業で魚の残骸が船から落ちていくので、そのおこぼれをもらおうと、船の下には待ってましたとばかりに、怠慢魚が“餌だ!”と言って、うじゃうじゃいるのです。

そこに、20ドルの切り身を落とした日には、瞬く間に食われてしまいます。でも、いつも楽しませてくれるハワイ島の魚も弊社の取引先なので、すこしは配当を還元しなくてはいけないのです。なので、少し贅沢に魚をさばき、船下の魚に食べてもらうのです。

ここ最近のサワラのKTA(スーパーマーケット)末端価格はポンド18ドルぐらいでしたので、今回釣った魚をドルに起こすと約360ドルになるのです(食べられないところを半分として)。なかなかの釣果です。

でも、弊社では、特に売るということはしないので、お客さんにたらふく食べてもらい、そのあまりも冷凍にして、その後一週間以上は、三食魚の生活をするのです。

魚を食べよう。www.oceanspirit.com