月曜日, 1月 04, 2010

ハワイ島の現実:本屋編

ハワイ島コナには本屋がない。

”本を売っているお店”はありますが本屋がない。唯一の書店もしくは本屋はBORDERSという全米チェーンが一件あるだけなのです。

品揃えはこれまたハワイ島社会事情を反映していて、本屋としての必要条件は満たしているが、十分条件には欠けるのです。

ビジネスやノンフィクション関係は必要条件も満たしていないような気がします。買う人が少ないのでしょう。

雑誌の品揃えを見ると、車や筋肉増強関係は意外と多いのですが、政治物や経済物は品薄なのです。

そして、ハワイ島コナにも数件の古本屋があります。弊社の事務所の隣にも古本屋があって、人が結構出入りしているのですが、本を買って出て来る人が少ないことに気がついたのです。

また、朝早くその古本屋のシャッターの前を見ると、前の晩誰かが置いていった本が山積みになっているのです。寄付という名目で、誰かが捨てていったのでしょう。

なので、古本屋というより”本のリサイクル屋さん”なのですね。

ま、アマゾンがかなり進化していて、コンピューターでも買いやすくなっています。特に、ハワイ島などの流通経済の末端では、本もインターネット購入が不可欠です。

でも、やっぱり、本屋に行くっていうのが贅沢な時間なのです。

表紙や題名に目がとまり、本をパラパラめくり、著者略歴、序章、あとがきを読み、目次に目を通し、参考図書をチェックし、本の感触を味わって、購入するかどうか決めるのです。

その一連の作業を時間の許す限り繰り返すのです。貴重な時間なのです。

なので、3日に1回は通える”ちゃんとした本屋”が数件、ハワイ島コナに欲しいのです。

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