火曜日, 3月 17, 2009

ハワイ島でダイビング物好き度を測る

ハワイ島コナの夕暮れ時に、沖に向かって船を操縦していると、ダイバー3人は顔を見合わせ、“僕たちも物好きだな”、と確認しあうのです。どうしてか?それは、ブラックウォーターダイビングに行く時だからです。

このブラックウォーターダイビングは物好きダイビングなのです。日本の人の物好きダイビングランキングの一番は、北海道の流氷ダイビングだと思います、二番目は与那国島のハンマーヘッドと遺跡ポイント、そして物好きダイビング3番目はこのブラックウォーターダイビングだと思うのです。

もちろん、その日の夕暮れ時の船には、その物好き3人衆が乗っており、流氷ダイビング、遺跡ダイビングを卒業し、今回、物好き度3番目のブラックウォーターダイビングに挑戦なのです。

このブラックウォーターダイビングは、夜船で沖に出て、なにも無い大海原に飛び込むのです。そして、360度闇でのダイビングです。ブラックホールです。

その中でどんなダイビングをするかというと、闇の中の冒険心を楽しむことです。360度何も見えないので、急に何かでかい生物が出てきたらどうしよう、とか、急に足を何者かに引っ張られ水中へ引きずりこまれたら、と考えてしまうのです。肝試しでお化けトンネルを一人で歩く時の気持ちと一緒なのです。

でも、以外にも生物がたくさんいるのです。夜光虫に自分の体を囲まれ、体をくねくねさせると自分の体が光って見えるのです。

クリオネみたいな、くらげみたいな、ナメクジみたいな、生物が光を出して接近してくると未知との遭遇体験なのですね。

魚、かに、えびの幼魚がライトの光に集まってきてマスクの前を泳ぎまわるのです。以外にもオキアミみたいなえびと目をあわせることができるのです。その小さい目が飛び出ているえびは、“人間たちはここで何をしているのだろう、物好きだな”、と思っていることでしょう。

そして光に集まってくる魚たちもいます、アジ、カンパチ、いわしみたいな小魚が群れを作って我々を取り囲むのです。光に彼らの餌となるプランクトンや生物が集まってくるので、それを食べにやってくるのです。

ブラックウォーターダイビングは、夜の海で光に集まってくる外洋の生物を観察するダイビングなのです。通常の沿岸ダイビングとはまた違った趣があり、地形を見るとも言わず、大物を見るとも言わず、群れものを見るとは言わず、要するに闇の中でナメクジ生物と戯れる物好きダイビングなのです。

先日参加されたお客様は、“ナイトマンタダイビングより面白かった!”と感想をいただきました。やっぱり物好きなのです。

自分の物好き度を測りたいダイバーはオーシャンスピリットハワイと一緒にブラックウォーターダイビングをお試しください。http://www.oceanspirit.com/