水曜日, 3月 18, 2009

スクーバとシュノーケルの違い:イルカ編

先日、ハワイ島のファンダイビングではイルカと遭遇したのです。とても幸運なお客様で、2回のダイビングで2回とも水中でイルカと出会えました。その上、イルカが我々の周りをぐるぐる泳いでくれたので、かなり親密なイルカとのダイビングでした。

そのお客様は、“夢がかなった”と大喜びでした、よかったよかったなのです。

スクーバダイビング中にイルカと出会うのは大変珍しいのです。ハワイ島ではスクーバでイルカを見るイルカポイントはありません。偶然でしか会えないのです。

シュノーケルで参加するハワイ島のイルカと泳ぐツアーと違って、スクーバでは水中での移動が限られてしまうのでイルカの方がダイバーに近寄ってこない限り、出会えないのです。イルカの声が聞こえる範囲でダイビングしていても、イルカがダイバーの視界に入って来るのはなかなか難しいのですね。

シュノーケルでイルカと遭遇することと、スクーバで遭遇するのでは、同じイルカでも感じ方や見え方にちょっと違いがあるのです。

シュノーケルでイルカと泳ぐと、より“イルカと泳ぐ感”が強いですね。我々も裸で身軽な上、シュノーケルで息継ぎをするため、海にいる、水の中にいることをより意識します、なのでイルカとの一対一の正当な勝負ができるのです。

スクーバでイルカと水中で出会うと、どちらかといえば、“水族館でイルカを見る感”が強いですね。イルカと我々の間の水が水族館のガラスになり、息が確保できる上、こちらは動けないので水族館の見学席スタイルになるのです。

しかも、スクーバ上級者なら水との接触が少ないので、海に居る意識が薄くなります。なので、イルカとの一対一の正当勝負より、道具を使った反則技でイルカと勝負している感じがするのです。

イルカ見学に限らず、海中観光見学ならスクーバ、海で泳ぐならシュノーケルという式が成り立つかもしれません。

世の中の法則で、どちらも一長一短あります。ハワイ島で両方とも楽しみましょう。お付き合いします。http://www.oceanspirit.com/