さて、みなさんの海外旅行に行く理由はなんですか?人それぞれ理由はありますが、次回の旅行の目的は、“創造力を高める為”っていうのはどうでしょう。
昔から、有名な芸術家はみなさん海外暮らしを経験し、海外で小説を書いたり、絵を描いたりして有名になっていますね。そこで、多分、海外生活と創造力にはなにか前向きな関係があるはずです。
その疑問に、先月、心理学者のProfessor William Maddux と言う人が実験結果を発表したのです。結論は、海外生活で異文化に積極的に浸り、その海外経験の時間に、創造力の増加は比例する、と言うのです。
その学者は、5つの創造力に関係する実験をした上で、海外生活と創造力の増加は関係があるとしています。その実験の中で気になったのが、交渉力の実験です。みなさんにも直接関係すると思います。
海外生活を経験した人間のほうが、交渉において、潜在的な解決方法を生み出せる、というのです。
確かにそう思うのです、海外生活を経験すれば、多少ならずいろいろな価値観を目撃するわけですし、多角度から物を見る癖がつくと思うのですね。
なので、海外生活では、いろいろな価値観を持った人と上手に付き合える技術を身につけられるかもしれません。
でも、1つ注意することは、だからと言って、企業が留学生を採用すれば、日本の大学生よりいいか、と言うことにはならないのですね。
この論文の中でも記述がありますが、個人の性格や、異文化の中でなにかを学ぼうとする基本的な態度能力が重要なのですね。
なので、気をつけないと、採用してみたが、英語みたいな言葉を話せるが、仕事ができないとか数字ができないということになってしまうのですね。
次回の海外旅行の際は、ちょっと自分の創造力に意識して旅をしてみましょう。
もしその実験結果を読みたい人は下のリンクをクリックしてください。
reference
Maddux, W.W., & Galinsky, A.D. (2009). http://faculty.insead.edu/maddux/personal/documents/JPSPCreativityPaper.pdf. Journal of Personality and Social Psychology, 96(5), 1047-1061.
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