火曜日, 5月 26, 2009

マンタがスープになる日


(弊社お客様からいただいた映像です)

先日のハワイ島マンタナイトダイビングでは、マンタの登場が少し遅れ、すこしじらされてしまいました。でも、最後には、10匹以上のマンタが来てくれたので結果は上出来です。

当たり前ですが、マンタがいちいちこちらの都合のいい時間に現れてくれるわけではなく、人間は来てくれるまで待つしかないのです。

と、ハワイ島ではマンタナイトダイビングを楽しんでいますが、地球上のあるところでは、マンタはかなり危険な状態にあるのです。

それは、人間が、フカひれスープの代替材料としてマンタに目をつけているらしいのです。

みなさんご存知のように、アジアの経済発展とともにフカひれの材料になるサメの乱獲が激しくなり、数が減ってます。それを埋め合わせる形で、あるとこではマンタをかなり捕獲しているみたいです。

マンタは50年以上生きるらしいのですが、マンタ一匹あたりの出生率はかなり低いので、乱獲がすすめばすぐ居なくなってしまいます。(P.Frank)1

これも、なかなか難しい課題ですね、先進国でたらふく食べ、机に座ってこの新聞記事を読み、一概にマンタやサメがかわいそうだ!と言っても、貧しい国ではサメ一匹獲ることにより生きるか死ぬかの生活をしている人間がいるのです。

同じように、アジアが経済発展をし、マグロなど高級食材の需要が増えています。でも、白人社会がマグロが減るから食うな!とは言えないわけです。

くじらにせよ、いるかにせよ同じ課題を抱えているのです。

ま、いろいろ世の中には課題がありますね。ハワイ島でナイトマンタを見ながら考えましょう。
http://www.oceanspirit.com/manta_dive1.htm

  1. P,Frank. (2009,May 23). Manta rays next on restaurant menus as shark populations plummet. The Times. http://www.timesonline.co.uk/tol/news/environment/article6345512.ece

0 件のコメント: