火曜日, 8月 25, 2009

スイミーの美談と実海底社会

(image retrieved 8.24.09 from http://www.amazon.co.jp/)

ハワイ島のマンタナイトダイビングでは、マンタ出現の他にいろいろ面白いことが起きるのです。

先日の、ハワイ島のマンタナイトダイビングでは、ライトの光に集まってきたプランクトンを食べにきたイワシみたいな小魚の大群と、そのイワシを食べにきたカスミアジの大群が、ぶつかりあい我々の眼の前で両者格闘しているのです。

正確には、格闘というより、カスミアジがイワシを追っかけまわす、いじめなのです。

小学生の時に、国語の教科書に、“スイミー”という素敵なお話があったのです。

名前がスイミーと言う小魚は、色が仲間と違って黒いのです、そのため仲間の小魚から仲間はずれにされてしまうのです。

でも、ある日大きな魚がスイミー達を食べにくるのです。そこで、スイミー達は、仲間を集め、その天敵より大きな魚のふりをするため群れを作り、その天敵を脅かすのです。

色の黒いスイミーが目となりリーダーシップを発揮し、その天敵から逃れるのです。

その事件から、色の違うスイミーが仲間の魚から認められ、仲良しになって一件落着なのです。

とってもいいお話なのです。チームワーク、秩序、思いやり、をそのスイミーから学べるのです。(こんなお話だったような気がします。)

しかし、実社会及び、実海底社会では、スイミーのような綺麗なお話はなく、そのイワシたちは、チームワーク、秩序、思いやり、など国語の教科書の意味など無視して、仲間を見捨て、ただばらばらに自分のことだけを考え、四方八方に逃げまくるのです。

案の定、カスミアジに一匹一匹食べられてしまうのです。

先生が教えてくれない本当の国語の教科書の意味を知るには、時間が必要なのだな~と、逃げまくるイワシを見ながら、水の中で頭を冷やし考えたのです。

もし、小学校の先生がいましたら、小学生に、スイミーのお話を読ませた後、逃げまくるイワシの画像を見せてください。

そして、熱中時代の、キタノコウダイ先生(水谷豊さん)のまねをして、ジャージを着て、「みんな、どこの社会も甘くないんだな~~先生悲しいな~、みんながんばろうな~」と北海道弁でやってみましょう。。。。

ハワイ島の水の中で、いろいろ人生や今まで習ってきた事の本当の意味を、一緒に考えましょう。
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