金曜日, 5月 28, 2010
夜の華に会いに行く
(夜の華)
(蜂も大変だ!)
(全てに終わりは来るものです。)
夜の華を見に行ったのです。でも、新宿や銀座の華ではなく、ハワイ島で夜だけ咲く花を観察しにいったのです。
「夜咲く花がある」と聞いたときは、理由もわからないネオン街の興味がわいてきたのです。
暗くなってからのハイキングなので、とりあえずヘッドランプを持ち出して川口浩探検隊のように獣道を進んでいくのです。
でも、“前人未踏幻の人食い植物を探す”という探険ではなく、実際は、数十分の散歩なのです。
それは、MAIAPILOという花です。ハワイ固有の花で、日没と同時に花を咲かせ、次の日の昼ごろまでにはしぼんでしまいます1。一晩の開花なのですね。
面白いのは、その花に群がる蜂なのです。その蜂達が群がることができる時間帯は日没直前のほんの数分なのですね。
完全に暗くなってしまうと、彼らは飛べません。そしてMAIAPILOが咲き始めるのは日没です。
なので、その夕方の微妙な光の中で蜂たちは仕事をしているのです。彼らも必死なのです。
暗がりの中で一晩しか会えない花に群がる蜂達を見ていたら、「オレもサラリーマン時代はネオン街の蜂だったな~」とこれまた月明りの下で考えるのです。
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