木曜日, 11月 12, 2009

病院は近くて遠い所














このおばさん達は誰だろう?

前回の記事から、10日がたっているのです。

理由は簡単で、体調を壊し、寝込んでいたからなのです。ここ数年、年一回は寝込まなくてはいけない病に罹るのです。

とりあえず、病院に行こうと、取締役に予約を頼むと、都合のいい日に予約ができないので、看護婦さんから電話がかかってくるらしい、と言うことなのです。

その会員制医療機関のシステムは、お医者さんと予約が取れない時は、病院から電話が来て、看護婦さんに電話で症状を伝えてアドバイスをもらうことになっているらしいのです。

実際、電話がかかってきて、こっちの症状を話すと、その看護婦さんは優しい言葉づかいで、「温かくして寝てなさい、水をいっぱい飲みなさい、うがいをしなさい、消化の良い食べ物を食べなさい、薬局の薬を飲んでおきなさい、などなど」とアドバイスをくれるのです。

それを電話ごしに聞きながら、”こんなこと、子供のときに母親から教わっており、とっくに言われなくても実践しているのです、お金を払っている医療機関から強いて教わる事でもないのにな~”と思って、空返事をしていたのです。

なので、「明日から、働くので、注射でも点滴でも薬でも、なんでもしてくれ」といったのですが、もっとひどくなってからにしましょう!とやさしくその看護婦さんは言うのです。

それを聞きながら、”事がひどくなる前に処置するのもこれまた病院の役目なのではないか、スピード違反をしないように未然に注意せずに、違反を待って隠れている警察のような、笑顔声の看護婦さんだな~”と思っていたのです。

多分、その電話相談室は、いろいろな理由で、病院の予約が取りづらいので、会員制医療機関のサービスの一環としてやっているのでしょう。

金髪で赤い口紅の看護婦さんが家まで来てくれて24時間看病サービスなら、保険料を今の2倍でも3倍でも払ってもいいと思うのです。

でも、実際は病院の中で、”とりあえず、電話1本いれて、時間を稼いでおけ!、適当に話でも聞いて、当たり前のことを言っておけばいい!”と。

そして、”重要なのは笑顔だ、患者はお客様だ!”などと、ビジネススクール出のマネージメントから御達しがあるのでしょう。

熱で頭が痛いうえに、汗だらけになりながら、”僕達は、病院のサービスにお金を払っているのではなく、結果にお金を払っているのにな~”と考えながら、フーフーもがきながら寝ていたのです。