5メートル3分間の安全停止で何をするか？

多くのダイバーがダイビングコンピューターを見ています。水深をしっかり5mに維持しようと、4.8～5.2mと行ったり来たりする数字を眺めながら、3分間じ~とデジタル数字のカウントダウンをしている人が多いのです。

せっかくなので、最後まで海の世界を観察しましょう。最後の最後に面白い物が出てくる場合が多いのです。

安全停止はまだダイビング中なのですね。

一番簡単で楽な方法はロープに捕まって安全停止です。水深5メートル付近でロープに捕まり周りを見渡してみましょう。ハワイ島のダイビングの場合はほとんど潜行ロープがありますのでそれを利用できます。

この方法ですと水深の変化を気にせずに中層や水面、そして波打ち際にいる魚を観察できるメリットがあります。意外と魚が豊富に住んでいることに驚きます。

普段のダイビングでは底物の魚や地形をテリトリーにしている生物の観察が多いので、意外と水面付近に目を向ける時がないのです、なので、安全停止は中層観察に絶好のチャンスなのですね。

深いポイントでしたら、水面付近から遠くまで見渡すことができ、地形の全体像を把握できます。その上、海の色が水深によって違うことにも気がつきます。

もう一度安全停止の過ごし方を考えてみましょう。