土曜日, 8月 13, 2011
BCの正しいメンテナンス
さて、BCのお話をしましょう。タンクと自分をつなぎ、浮力をコントロールする機械です。
ここでもう一度BCの問題と手入れを考えてみましょう。
まず、一番ある問題が空気漏れ。
バルブの故障やジャケット自体に穴があいて空気が漏れていることがあります。空気を入れても入れても適正な浮力を調節できません。
小さい穴だとなかなか気がつかない事もあるので、たまにバディーに水の中で見てもらって、泡が出ていないかチェックしてもらいましょう。もしリークしていたら修理です。
次に、自動に空気が入ってしまう。
その場合、インフレーターホースを抜いて、空気を入れるときは口で入れましょう。たまに、水面や水の中で口での吸気を練習しておきましょう。
原因は、インフレーターシステムが砂や潮をかんでいたり、Oリングが壊れていたり、腐食している場合が多いです。ダイビングする前に必ず、吸気ボタンを数回押して確認しましょう。
もし、ボタンを押してみて、戻りが遅かったり、違和感があったらメンテナンス時期ですね。
水の中でタンクが外れてしまう。
特に機械的に問題がなくても、エントリーのショックでタンクが外れてしまう場合があります。エントリー前にしっかりチェックしましょう。それでも発生してしまったら、バディーに頼んで再度固定してもらいましょう。
そして、意外と多いのが、使い方を間違ってしまう。
吸気ボタンと排気ボタンの間違えです。特にレンタル器材の場合は、しっかり潜行する前に確認しておきましょう。排気吸気の仕方と排気バルブの位置と使い方ですね。
メンテナンス
使ったらよく真水であらう、可能ならばお湯。BCの中に入った海水を抜いて真水を入れて洗いましょう。
インフレーターホース、バルブ、タンクバンド、ウエイトシステムがあれば、しっかり洗いましょう。もしメーカーがすすめている石鹸があればそれを使ってもいいかもしれません。
バケツやシンクにつけて洗う場合がありますが、バケツの水は海水で汚染されているので、流し水のほうがいいです。
海水の場合、塩分も大きな問題なのですが、機械にとって一番害があるのが、バクテリアなのです。バクテリアが腐食を進行させるので、水で流すだけでなく、ゴシゴシ洗ったほうがいいですね。
シリコンスプレーの使用。シリコンスプレーを使用する場合は、メーカーがすすめる物と使う場所を確認しましょう。変なところに使ってしまうと弊害がでてきますので慎重に。
そして、ダイビング器材一般に言えることなのですが、あまり使わない器材のほうが腐食は進みます。なので、前回の使用から時間がたっている場合は特に注意です。
水陸問わず肝心な時に裏切られないように普段から機械のメンテナンスをしましょう。
Note
Rossier. B.N. (Spring 2011). Staying Neutral: Beating the BCDblues. Alert Diver. pp.108-109.
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