土曜日, 1月 03, 2009

雪が見たい

ハワイ島生活の近所は海なのだな、と思うのです。実は、小生の今年に見た初海は、1月1日2009年の午前零時の海なのです。夜の海ということを除けば、今年一番最初に見たものはハワイ島の海なのです。その後数日たちましたが、海を見ない日は無いのです。

先日、スーパーの駐車場である本を読んでいたら、著者が「今年は海を見ていないから海を見にいきます…」というセンテンスに出くわしたのです。何気ない一行なのですが、ちょっと考えてしまったのですね。

ハワイ島に住むと、毎日海を見るのです。当たり前ですが。自分の家の窓から見えなくても、買物の途中の道端で見えるのです。行きかうピックアップの荷台には、サーフボードや釣竿、水着姿で平気で買物している人を見ると、やっぱり、ハワイ島は海の側なのだな、と毎日つくづく思うのです。

パソコンとテレビから自分を隔離するために、本を持ってビーチに行くのです、なので、海が書斎になるのです。家族は海に遊びに行くのです、家の裏庭代わりです。人は、ビールを持ってうだうだしに海に行くのです、飲み屋の代わりです。なんてことはない日常の生活を海と一緒に行うのです。

人と話せば海の話題が多くなるのです、釣れているとか、荒れているとか、海に対する修飾語が多くなるのです。ハワイ島に来てからは、海に関する語彙がたくさん増えました。

物の本で読んだのですが、エスキモーの言葉の中で、雪の状態を表現する言葉が数十種類もあるそうです、それと同じく海と生活している民族は、海を表現する言葉が多いだろうと思います。

これまで、海の見えない生活も何年としたことありますが、その時は、その著者と一緒で、今年はまだ海を見ていないな、と思ったものです。

特に、石原裕次郎とか加山雄三とか桑田佳祐の歌のように海にロマンを感じているわけではないですが、その一行は、海が見える生活もいいな、と気がつかせてくれたのです。

でも、今思うことは、雪を見に行きたいのです…。人間は無いものねだりなのです。

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