2008年11月のブログ
11月1日 ドッグ・ザ・バウンティーハンターを見た!!
スーパーで買物をしているドッグを目撃しました。彼は、レジの順番に並び会計を済ませるところだったのです。そこで、小生は一言、“Hi,Dog”と挨拶して終わってしまいましたが、興奮しましたね。
二日前に、初めて、ダイビング中とっても珍しいチョウチョウウオに合いましたが、ドッグとの出会いに比べたら、その感動など足元にも及びません。
そのように、ハワイ島の出来事でもっとも興奮することは、ジンベイザメ、クジラ各種、サメ各種、イルカとの出会い、溶岩見学、星空、1000ポンドのカジキ釣り、などなど人によってさまざまです。
しかし、ハワイ島住民がもっとも一同に興奮することは、ハワイのスーパースター、ドッグ・ザ・バウンティーハンターに出会うことではないでしょうか。
ドッグは、ハワイを舞台にした、人気テレビ番組のスターです。詳しい内容は長くなるので書きませんが、保釈された判決前の逮捕者を、ドッグがいろいろなトリックを使い捕まえて、裁判所に出頭させるのです。それを、カメラクルーがドキュメンタリーで撮影するのです。最近流行りのリアリティー番組です。
日本で放送されているかわかりませんが、聞いたことあったらチェックしてみてください。もし、ハワイに限らず、アメリカに来ることがあったら、ケーブルテレビを見ていればその番組に出くわすことでしょう。必見です。
11月3日 11月末のご挨拶
拝啓
晩秋の候、みなさまますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。
さて、第4四半期前半9,10月の売上げは、前年対比プラスで終えることができました。弊社をご利用いただき誠にありがとうございました。
9,10月、常連のお客様と接していると、さわやかな弊社を取り巻くコミュニティーがあることに気が付きます。そんなコミュニティーの根底にあるのは、“ハワイ島が好き”と言うお客様の熱意なのです。ハワイ島好きがハワイ島好きをよんでいるのです。
恥ずかしながら、弊社の役目は、ハワイ島好きなお客様のその情熱を正面から受けとめ、お客様一人一人に個別のサービスを提供していく所存です。
つきましては、弊社の営業方針である、直接、エンドユーザーのお客様と商売をさせていただく方針を死守したいと思います。これは、取締役始め、オーシャンスピリットハワイの伝統の営業スタイルであります。
お客様からの問合せの段階から、問題解決、受注、サービス納品、お見送りまで、一貫して、弊社の社員が直接、その仕事にあたります。そうすることにより、お客様個別のストレスや心配事を最低限にして、ハワイ島を楽しんでいただけることと思います。
重ねて、10月は誠にありがとうございました。今月11月も、弊社、オーシャンスピリットダイビングサービスをご贔屓の程よろしくお願いいたします。
敬具
11月4日 新米のかおり
新米が入荷しました。もちろんハワイ島のスーパーで売っているはずはなく、お客様と一緒に直接JAL便で飛んできたのです。前回新米を食べたのはかれこれ10年ぐらい前になると思いますね。やっぱりうまい。
アメリカで一般のスーパーで手に入る米は、Nishiki, Botanブランドが一番知られていると思います。日本食スーパーに行けばもっとブランドがあります。このNishiki米はアメリカに駐在した日本人なら絶対食べたことがある米だと思います。
小生も数年、なべで直接炊いた時代から、全自動の炊飯器を手に入れるまで、Nishikiに世話になりました。おいしいお米です。
アメリカでも大都市に居れば、全自動象印の炊飯器を手にいれることは簡単なのですが、田舎にいると、中途半端な炊飯器しか手に入りません。ごはんの出来も違うのですが、炊飯器の良し悪しは保温にあると思うのです。
アメリカ製は保温をまったく考えておらず、保温と言うより、炊飯器のスイッチが切れていない状態を保つだけなのです。でも、食文化が違うので別に問題はないのですけどね。
お腹が空いた時、日本人だれもが言いますが、ごはんがあればなんとかなるわけで、特別手の込んだ調理をしなくてもいいのです。ごはん自体がおいしければそれだけで楽しめるのです。
マンタナイトツアーがあったので、仕事が終わったら食べようと、その新米を炊いたのです。当初の予定は、ちらしずしにしようと考えていたのですが、炊き上がりがすばらしく、まぶしいぐらいの米のつやなのです。まぜものをしてはもったいないと、予定を変更して、おにぎりです。
おにぎりの中に入れる梅干も、おきゃくさまとJAL便で飛んできた高級蜂蜜いり梅干です。多分、ハワイ島のおにぎりの中で一番高級おにぎりだと思います。
それを、マンタナイトツアーの後に、どんべえのカップうどんと一緒に食べるのです。至福の時ですね。
11月8日 ノートパソコンは、どうせ350ドルなのです。
今、ノートブックのパソコンが、348ドルで売っているのです。この間、ウォールマートに行って、衝動買いをしてしまいました。
それは、Acerと言うメーカーの、8.9インチ画面の小さな奴です。特に、買う理由は無かったのですが、インターネットで新聞を読む時に使えばいいや、と思い買ったのです。どうせ、350ドルなのです。
将来のコンピューター業界の行き先を予測して、ベストな投資をコンピューターにしようとか、来年は、もっと高機能で安く新商品が出るとか、そんなことは、今の時代考えることでもないのです。コンピューターは消耗品で、“欲しい時が買い時”なのです。どうせ、350ドルなのです。
もっと自由にインターネットで新聞を読みたいな、と思っていて、少し前、iphoneを導入したのですが、それで、文字を読むことはとっても苦痛なのです。画面は小さいし、余計なところを触ると、どっか他のページに行ってしまうので厄介なのです。
新聞を配達してもらえばいいのですが、ハワイ島で、アメリカの全国紙の新聞を読むことは難しく、今、小生の知っている方法で、時間差の無い全国紙を読む手段は、インターネットしかないと思います。
全国紙の新聞配達はなく、スーパーで売っている全国紙をみますが、2,3日前の新聞です。郵便で届けてもらう方法がありますが、1週間前の新聞をまとめて、1週間遅れで配達されても、それは新聞ではなく、古典文学になってしまうので、もともとボツです。
地元の新聞は、毎日定期的に読もうとする意欲がないので、特に読まず、スーパーのレジに並んでいるときに、立読み程度です。
そんな、情報欠乏症を解決しようと思い、このノートパソコンを買ったのです。今のところ、良く動いています。
このAcerという会社は、1976年創業の台湾の会社らしく、調べてみたら、出荷高では、パソコン業界ナンバー3なんですね。デルとHPの次らしいのです。最近、GatewayとPackard Bellを買い取り、アメリカはもとより、ヨーロッパにも進出しているのです。
今までも、Acerはアメリカの量販店で見たことある名前だったのですが、やっぱり、SONY、Toshibaに目がいってしまい、“どこのメーカーだこれ“と言う感じで、エコノミックナショナリズムおやじ、になっていたのです。
ここで、そのコンピューターのスペックや、長所短所を書いて使いやすさを考察する気もないのです。その辺のことは、他のコンピューターギークブログや月刊トレンディーに任せればいいじゃないですか。どうせ、350ドルなのです。
References
http://www.acer.co.jp/
Richtel, M. (August 28, 2007). Taiwan’s Acer to Acquire Gateway. The New York Times.
11月9日 イルカの流しソウメン
先日は、ハワイ島海のアクティビティー満員御礼盛りだくさんツアーでした。お客様は、6人の元気女性グループです。
その日の参加ツアーの内訳は、6人一緒にハワイ島イルカツアー。3人のダイバーのお客様が、なんと3回のファンダイビング。そして、他の3人のお客様は体験ダイビングに挑戦です。このお楽しみを1日で行うのです。ツアー主催者としては、腕のみせどころ興奮ツアーなのです。
こんなツアーの仕方もあるので、ハワイ島旅行を計画されているお客様の参考になるように、この日のツアーの流れを書いておきますね。参考にしてください。
7:30
ショップ集合です。書類やレンタル器材の用意終了後、一路、ホノコハウハーバーに向かいます。トイレを済まし、8:30にボートで出港です。
8:45
最初のダイビングポイントに到着。イルカツアーの前に、3人のダイバーが1回のダイビング。他の3人のお客様は、イルカツアーと体験ダイビングの練習も兼ねて、スノーケリング。
9:30
1回目のダイビングを終えて、イルカツアーに出発です。この日は、北上してイルカを探しました。
10:15
イルカの群を発見です。この日は、とってもデカイ群で100匹以上は確実です。
イルカの機嫌が良く、女性6人を取り囲み、一緒に泳いでくれました。泳ぐ速度も遅く、とっても親切イルカです。
美女6人がボートに上がろうとすると、お調子者イルカが、彼女達の前でジャンプ、ジャンプと目立ちたがるのです。美女6人衆は、冷静に、「クラスに一人は居るよね、こんな調子者が!」と一言。百戦錬磨の美女軍団には、小生もイルカも敵いません。
小生もみなさんと一緒に泳いでいて考えたのですが、イルカの群が次々に目の前を横切っていく姿は、“ながしソウメン”に似ているのです。
ボートから見るとイルカの群は1つに見えるんですが、水中に入って見ると、小さなイルカ家族群が固まって泳いでくるのです。そのイルカ塊がちょうど、ながしソウメンの玉に見えてきたのです。次から次へと流れてくるのです。
13:00
我々独占の群で、他の船が居なかったので、マイペースでイルカと泳ぎ、お昼すぎにイルカと別れを告げ、2日目のダイビングと体験ダイビングに向かいました。
13:30
体験ダイビングの練習を水面で始めます。口頭での説明は、今回、ボートでの移動中や、ファンダイバーのダイビング中に行いました。体験ダイバーの練習終了を見計らって、ファンダイバーが水に入り、6人一緒にダイビングを行います。途中、水中記念撮影などをし、楽しい時間を過ごしました。
14:15
ダイビングが終わり、特製サンドイッチのお昼を食べながら、最後のダイビングポイントまで移動し、ちょっと休みます。
15:00
3人のファンダイバーがダイビングを行い、船に残ったお客様は、スノーケルや船でおやつを食べ、おくつろぎです。
16:00
ホノコハウの港について解散です。
弊社のツアーはいつも、お客様と直接相談し事が流れるようにしています。お客様主導型のツアーのほうが、弊社は好きなのです。
11月11日 元気な女性を応援します
小生も大学を卒業し、海外と接する機会が多くなって気がつくのですが、国籍を問わず、海外で元気なのは、男性より女性なのです。1人旅など絶対女性の方が多いのです。
前回のブログで、女性6人グループのお話をしましたが、同じ女性衆が、今度は、ハワイ島のナイトマンタツアーに参加されたのです。3人のダイバーがサンセットダイブとマンタダイブ、そして、もう3人のお客様が、サンセット体験ダイブとマンタスノーケルに参加です。
3人のベテランダイバーは、体験ダイバーのお客様と一緒にダイビングをし、体験ダイバーの真剣な顔つきを水中で見て、笑いが止まらなかったそうです。多分、陸ではしないような顔だったのでしょう。
写真や動画を撮りあい、前日よりうまくなった体験ダイバーの勇士をお互い確認して、船の上で笑い合ってました。
それを見て思うのですが、性別年齢関係無く、気の合う仲間と、遊び、飲んだり、食べたりするのが一番いいのです。理由なんて無いのです。
二日間、しっかり海で遊んで大満足だったようです。コンドミニアムに泊り、BBQやらカレーをつくり、楽しんでいました。
多分想像ですが、いろいろなスーパーに行っていろいろ食材を買物することも楽しみの1つなのですね。外食して、どこがおいしいレストランか探して食べ歩くより、グループ旅行の場合、わいわいと楽しいのかもしれません。
女性のほうが元気があるのです。
11月12日 サンセット体験ダイビング
最近、体験ダイビングのお客様が本当に多く喜んでいるところです。もちろんダイビングの面白さを知っていただければ、それで将来のお客様になっていただけるのです。それは弊社だけのことではなくて、ダイビングや海のレジャー産業全体にいい事なのです。
スキー、ダイビング、ゴルフなどのレジャーは、一生に一度の記念型の遊びではなくて、ほぼ日常の遊びなのです。この3つは世界中どこでも出来るのですね。近所の山海から、地球の反対側の山海で同じように遊べるのです。また、ほどよく自然との遊びなので、同じスキー場に行っても、毎回雪質が違います。ゴルフコースでもグリーンの速さが違います。もちろん、海も一緒で、同じ条件のダイビングポイントは一時もありません。
なので、この辺の遊びは、常習性があるのですね。あきないのです。
そんなダイビングを知っていただけるのは、体験ダイビングが一番だと思います。写真、映画、などで水中環境を擬似体験できますが、実際、自分の体を水に漬けないと見えてこないものがいっぱいあるのです。
特に、最近人気があるのは、サンセット体験ダイビングマンタナイトスノーケルです。ちょっと昔の銀行の合併後の名前のように長いのですが、要するに、ダイバーの認定を受けていない人が、体験ダイビングと、マンタナイトスノーケルを一緒にしましょう、と言うことですね。
冬場の時間ですと、こんな予定です。“約”です。
14:00、ショップに集合して、レンタル器材を用意し口頭で説明。
15;30、ホノコハウハーバーを出発
16:00、マンタポイント到着し、水面で練習終了後ダイビング。
17:30、ダイビング終了後、船の上で夕日やお茶を楽しみます。
16:30、ナイトマンタスノーケル開始です。
19:45、ナイトマンタスノーケル終了後、帰路に着きます。
20:30、ホノコハウハーバー到着、解散です。
サンセット体験ダイビングは、もちろん日が沈む前に行います。マンタナイトスノーケルと同じ場所で行いますので、マンタを体験ダイビングで見られる事もあります。
夜、月明かりの中で泳いだり、星を見ながら船に乗るのもいいものですよ。お試しください。
11月13日 木下コーヒー物語
数日前に、ハワイ島でコナコーヒーの展示会があったので、お付き合いで様子を伺ってきたのです。小生は、コーヒー好きで毎日飲まない日はありません。でも、コナコーヒーが特別好きだ、ということでもないのです。別にこだわりの豆があるわけではなくて、デニーズのコーヒーでもいいのです。
そんな冷めた目で、コナコーヒーの試飲をしていたのですが、豆による味の違いは明らかで、とくに、“違いのわかる男のゴールドブレンド”にならなくても、違いはバカでもわかります。
でも、この違いに対しておいしいおいしくない、とするのはとっても主観的な判断です。
でも、何事も一番を決めなきゃいけないのはアメリカ文化なので、おいしい豆投票などもしているのです。
マジョリティールールのアメリカなので、10人中6人がおいしいと言えば、そのコーヒーは“おいしいコーヒー”なのです。
でも、小生は、コーヒー豆自体のおいしさには特別興味が無く、それよりそのコーヒーを作っている人の物語にとっても興味があるのです。その物語のおもしろさでコーヒーの味など変わってしまいます。そうです、“作り手の情熱”なのです。
そのコーヒーの展示会に、気になったコーヒー野郎がいました。多分、卸農園で、自社ブランドで市場に出しているとはおもえませんが、そこには物語があるのです。
小生が、そのお店の前に寄ってまず目に付いたのが、コーヒーのラベルの絵なのです。馬の絵なのですが、色使いや筆圧に力強さがあり、とってもいい絵だね、と言うと、そのコーヒー野郎は、喜んで話始めるのです。
彼は、もともとドイツから来て、ニューヨークでデザイナーをしていたこともあり、絵にはいささか自信があるようで、そのラベルの原画を自分のお店に大きく飾っているのです。
自分で、コナコーヒーのリサーチをし、その結果をファイルに収め、来たお客さんに熱く説明するのです。自分の農園の航空写真を見せ、誇らしげなのです。
自分のコーヒー豆の自慢話をする農園主が多いなかで、そのドイツ人から感じるのは、理由はわからないがコナコーヒーが好きです、という情熱なのです。彼は、コナコーヒー歴史、生い立ちなどにすごい感銘を受けているのです。その辺は、意外と外国人の方が敏感なような気がします。
いわば、そのドイツ人は、コナコーヒーの持つ物語に惚れているのですね。そんな話を聞いているうちに、そんな人間の作っているコーヒーに興味がわいて、買ってみたくなるのです。
セールスの基本ですが、物はストーリーで売るのですね。再確認したのです。
11月21日 昼間のマンタ大群大接近
先日のツアー中、昼間ですが、マンタの大群に出会いました。その日は、ハワイ島のイルカツアー、ブルーウォーターダイビング、そしてファンダイブの組み合わせ企画ツアーでした。
7時半に港を出発、北に向かいイルカを探しました。約45分後、風も、波も無く絶好の海面コンディションの中、水面になにか、ゆらゆらとたくさんの波紋が見えるのです。その波紋の中心を見ると何かがぐるぐると回っていて、イルカの泳ぎみたいな力強さはなく、とてもゆっくりした泳ぎで、海洋生物のヒレらしきものが時々水面の外にでるのです。
魚の波紋にしては大きく、また数が以上に多かったので、遠目に見て、多分、イルカがのんびり泳いでいるのだろう、とイルカとの出会いを喜んでいたのですが、上記に書いたとうり、どうやらイルカとは、状況が違うのです。
そして、目を凝らしてみると、なんと、マンタの大群が、一所に集まって、捕食していたのです。イルカツアー中、よく数匹のマンタとすれ違うことはあるのですが、この日は違っていました。
船を360度取り囲むように、マンタがくるくると泳いでいるのです。船から見える範囲で、10匹以上、そして船を少し動かすと、また別なところに10匹以上固まって捕食しているのです。
これまた、すごい光景で、月明かりのマンタとは違って、とっても青空下の開放感のあるマンタたちなのです。
もちろん、こんな機会はめったにないので、お客様といっしょにスノーケルで一緒にマンタと泳ぎ、しっかりビデオに収めたのです。お客様も至近距離でビデオ撮影に成功し、出来上がりが楽しみです。
そうこうしているうちに、イルカの群もその場所に現れ、マンタとイルカをスノーケルで楽しむ事が出来たのです。
また、その後のダイビング中にもイルカと遭遇しました。水中で、ものすごいイルカの声が聞こえてくるのです。水中で音を聞いても、聞こえてくる方向や距離は全くわかりません。
ウォークマンで音楽を聴いているように、360度からイルカの声が聞こえるのです。声の数や音量が大きくなってきたので、“来るかな”、“来るかな”と水中でまっていると、やってきました。約50匹ぐらいのイルカの群が我々の前に突然現れました。
透明度の向こうから、突然、イルカが顔を出す光景は、いつ見ても圧巻で、ハワイ島でしか味わえない光景です。
マンタの群といい、突然イルカといい、ハワイ島はすごいところです。
11月23日 漫画、コミック、アニメの違い。
日本の首相は、漫画が好きらしい。その記事によると、ミヤザキハヤオさんが、首相の漫画好きを批判しているらしいのです。
実際、どう?首相が漫画好きなのか、は解かりません。漫画は、日本人なら誰でも読んでいるので、首相が好きでも問題ないと思うのですが。
でも、どうやら、その漫画好きが政策に影響を及ぼしている、と見れるのかも知れません。それを、ミヤザキ氏はどうやら気に食わないらしいのです。
漫画が、海外に対し、日本の外交利益達成に使われるのが嫌なのですね。ソフトパワーと言う奴です。多分、そんな政策が目に着くのでしょう。ハーバードの国際関係学の教授が言い始めた話なのですが、軍事力や経済力のほかに、その国の文化や思想が、利益達成の助けになる、という理論です。
日本の大人が、漫画、アニメ、コミック(違いはわかりませんが)好きであることは、他国で有名です。少し前、アメリカの新聞で、詳しいタイトルは忘れましたが、日本のある会社の社長就任の記事が大きく載っていたので、どこの会社だ、と思ったら、課長島耕作が社長就任したという記事です。
小生は、読んだことが無く、名前だけは知っていたので、漫画か!と思っただけなのですが、その記事には、本当の日本の一部上場企業の重役がコメントを出していて、島社長の就任を喜んでいるのです。「漫画だけど、影響を受けている」とかなんとか。
それと、また同時期に、どっかの新聞で読んだのですが、日本のキティーちゃんがアジアに人気があり、どっか台湾か、シンガポールか忘れましたが、キティーちゃんが日本の観光親善大使となり、その国への観光促進を助けているのです。
その写真は憶えていますが、キティーちゃんのぬいぐるみに、大使のタスキを掛け、そのよこで、当局役人のおっさんが、スーツ着て立っているのです。その光景がすごく異常で、これでいいのかなと思いましたね。
キティーちゃんはいいとしても、その横のおっさんが、観光を促進しているのに、なんで、ねずみ色のスーツ着ているのだろう?せっかくキティーちゃんが居るなら、なんか、もっとカジュアルなカッコで登場すればいいのに、と思うのですね。なんか、ちぐはぐなのです。
日本の書店に行けば、“漫画で習う日本経済”とか、“漫画で習う株取引“とか漫画HOW TO本がいっぱいありますよね。学校の教科書も漫画にしてしまえばいいのに、と思うのです。
最後に、ミヤザキ氏も、アカデミー賞まで受賞しておいて、そんなに怒らなくてもいいのにと思うのです。でも、多分、こう思うのは、漫画、コミック、アニメの区別がつかない人間の考えなのだと思いますね。
ここが、隠された一番の論点なのです、漫画、コミック、アニメの違いです。
Reference
Japan’s Top Filmmaker Takes Swipe At Comic-Mad PM. (November 20, 2008). Reuters.
11月24日 年賀状ブルース
そろそろ年賀状を用意する時期ですね。最近、小生は、個人的な年賀状を出すことにためらいがあるのです。理由はいくつかあるのですが、大きな理由の1つは、あるタイプの年賀状を受け取るとさびしくなるのです。
そのタイプの年賀状を見ると、友人の奥さんと子供の写真が貼ってあって、一言、「今年もよろしく」。実際、その奥さんと子供にも合ったことがなく、なにも知らないのです。それで、「よろしく」と言われても、困ってしまいます。
その旦那と友達なので、旦那に対して小生も年賀状を出しているので、旦那の近況が知りたいのです。奥さんと子供には興味が無いのです。なので、そんな写真がくると、なんだかさびしくなるのです。
その上、奥さんが年をとり、写真に気が引けてくると、今度は、毎年、子供の写真を貼り付け、「今年で5歳になりました」、と一言。去年は、子供の写真を貼り付け、一言、「4歳になりました」。他人の子供の観察日記にはまったく興味が無いので、そんな何賀状を見ると、なんだかさびしくなるのです。
ところで、先日、弊社の、今年の年賀状クリスマスカードをどうデザインか、で迷ったのです。写真を入れるので、その写真をどうするか?、が論点なのです。
取締役曰く、観光業はイメージが大切なのです。ハワイ島に関して言えば、青い海、珊瑚、火山、星空、夕日、フラダンス、イルカ、クジラ、緑、滝、などなど、健全な観光協会的PR資源はたくさんあるのです。
弊社は、海の業者なので、クジラ、イルカ、珊瑚、海、ま、この辺のイメージアップに貢献しないといけない訳です。
でも、弊社の年賀状やクリスマスカードを見る人は、少なくとも一回は、ハワイ島に来たことあるお客様なので、ハワイ島がどんなところか、もう解かっているのです。詳しく言えば、いかにハワイ島のイメージと現実が食い違っているか、を知っているのです。
なので、そんなお客様に対し、イメージだけ先行の年賀状は失礼なのだと思います。そこで、当初、弊社のノンフィクション年賀状を考えました。
候補は、まず、ガソリンスタンドの値段の写真を貼り付けて、一言、「来年は、ツアー料金値上げしていいですか?」。二つ目が、右肩下がりのハワイ島来島者統計のグラフを貼り付けて、一言、「来年は、ハワイ島に来てください」。三つ目が、ハワイ島の失業者統計の右肩上がりのグラフを貼り付けて、一言、「来年は、お願いです、仕事ください」。
などなど、考えたのですが、取締役会では採用されませんでした。
なので、数日前に、イメージ写真を撮りに走りまわり、その写真を印刷屋に持っていったところです。
どうなるか楽しみです。
11月25日 仕事大好き人間と遊びます
最近は、元気で、タフなお客様が多いので喜んでいるのです。コナ空港に午前中到着し、すぐダイビングに行ったり、ゴルフに行ったり、なにか遊びにいく計画たっぷりのお客様が好きなのです。
小生の好きな言葉に、昔、なんかのテレビコマーシャルで、「大統領のように働き、王様のように遊ぶ」というフレーズがあって、とっても気に入っているのです。
日本のお客様は滞在期間が短く忙しい、とか何とかいいますが、他人事で関係ないのです。短期集中型でいいのです。日々是決戦です。
平均ハワイ島来島者コナ滞在日数(2007)
日本から、3.45日
アメリカ西海岸から、7.10日
カナダから、5.75日
ヨーロッパから、6.21日
オセアニアから、3.43日
(Source: 2007 Annual Visitor Research Report. Dept of Business, Economic Development & Tourism.)
いいじゃないですか、ハワイ島で2,3、日、ぱっと遊んで、すぐ仕事に戻るのです。多分、みなさまの周りにもいらっしゃると思いますが、あとで長い休みがとれたらハワイ島で遊ぼう、と計画する人に、ハワイ島行きは現実になりません。
ご贔屓にしてくださるお客様の中には、コナ空港に降り立ち、ホテルに行く前に、弊社にいらっしゃって、弊社で着替え、その足でダイビングを2、3回消化し、その後2,3日ダイビングやイルカを楽しみます。そんなハワイ島旅行を年、2,3回する遊び上手な人がいるのです。
また先日は、別のタフなお客様は、コナ空港到着後、2回のファンダイブと、ブラックウォーターダイビングを稲妻のようにこなし、その後連日、3回のダイビングを楽しんでいました。。
やっぱり“仕事上手なら遊び上手”なのです。そんな、仕事大好き人間の遊びのお付合いをするのが、弊社の楽しみです。
また、ハワイ島出発1時間前まで仕事ができるよう、弊社では、ハワイ島旅行に関するアレンジのお手伝いします。また、状況やお客様の都合が許せば、午前中ハワイ島到着後に、海にいけるようアレンジしますので、お問合せください。
11月26日 水中の見えざる力
最近、ハワイ島には、体験ダイビングのお客様がたくさんいらっしゃるので喜んでいるところです。いろいろメディアでダイビングが取上げられている理由から、ダイビングの露出度が高く、皆様の興味を引くのでしょう。
日本の海岸線には、政治的、社会的、経済的、排他的利権がからんでいるにもかかわらず、ダイビングできる場所が多いのです。それにつられ、ダイビング取扱店も多いのではないでしょうか。
ダイビング環境のインフラも整ってきて、ダイビングが身近になってきました。その上、ダイビングの道具や、費用も安くなり、“とりあえずやってみるか”という感じではじめられるようになったのです。
また、安価なデジタル水中カメラの普及により、ダイビングの目的が増えてきました、言い換えれば、ダイビング中にやることが増えてきているのです。弊社でも、ダイビングすることを、目的ではなく、手段として流布して行きたいと考えています。
例えば、体育系で言えば、水中で相撲を取るとかボクシングやレスリングをしたり、水中でサッカーや野球をするとかですね。文系で行けば、水中で絵を描くとか、俳句を読むとかです。また、水中会議40分ってのはどうでしょうか、1つ議題を決め、水中で車座になりみんなで考えるのです。
水中で話せる装置がもっと簡単に普及するまでは、ホワイトボードを持ち出し筆談なのです。時間と意思疎通が制限されるので、簡潔明確に結論に達するでしょう。
ダイビングに興味をもってくれて、体験ダイビングなどのツアーに参加してくださるお客様が増えているのは、喜ばしいことですね。
弊社の体験ダイビングツアーでも、ダイビングを手段として楽しめるよう、事前練習とお話しに時間を割いています。そうすることにより、受身の体験ではなく、能動的にお客様が水中でいろいろな経験が出来るからです。
目に見えない“力”の作用により、陸上では難しいことが、水中では簡単に出来たり、逆に、陸上では簡単に出来ることが、水中では不可能になったり、とっても面白いのです。
先日も、体験ダイビング(実際は経験者)のお客様と、ハワイ島のスピリチュアル効果や、オーラの発光現象、または、パワーストーンの信頼性を議論しました。でも、水中のその“見えざる力”は、物理によって解明されている科学なので、安心して楽しんでください。
11月末のご挨拶
拝啓
向寒の候、みなさまますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。
さて、11月も月末になり、ハワイ島の風も涼しくなってきました。今月もたくさんのお客様に恵まれ、のべ動員数では、去年11月の数字を上回りました。本当にありがとうございました。また、愉快な皆様のお顔を拝見できること楽しみにしております。
観光業に関わらず、お客様は何を求めているのか?、何を期待しているのか?を知ることはとっても難しことだと思います。お客様の興味は、十人十色です。ハワイ島の海を含めた観光資源に対し、絶対的な評価は無くて、お客様それぞれ感じかたや、感想が違うのです。
商品を提供する側の思い込みで、傑作な商品だと思っても、いつもお客様から賛同を受けることはありません。また、その逆もあるのです。見落としていた商品に、お客様が新たに興味をもたれることもあります。
業界を問わず、この事は商売の基本なのです。今月はその基本をあらためて勉強させていただいた月でした。
つきましては、そのお客様とのギャップを埋めるよう、お客様との会話、コミュニケーションを大切にしていきたいと思います。
今月も誠にありがとうございました。また、12月もご贔屓の程よろしくお願いいたします。
敬具