土曜日, 1月 10, 2009

ソリで雪山マウナケアを攻める

この間、ハワイ島のマウナケアに降ったどか雪の話をしました。先日、どうしても雪を見てソリで滑ってみたくなり(スキーが無いのでソリなのです)マウナケアにアタックしたのです。

アタックと言っても足で登るわけではなくて、弊社のショップからただ2時間ぐらいの道のりをトラック運転するだけなのです。肌感覚としては都内から苗場スキー場に行くより簡単なのです。

それより、もっと大変なことは職業がら年中減圧症の危険性をはらんでいる体なのです。なので、いつアタックするか?がとっても問題なのです。登山家は晴れ間を見て山頂アタックしますが、小生はダイビング予約の合間を見てアタックするのです。なんかかっこ悪いんですけど。

コナからマウナケアに向かうのですが、その道のりでは、車のガラス越しに雪を抱いてるマウナケアが見えるのです。距離がだんだん近くなって、首の見上げる角度が大きくなると、挑戦意欲が増すのです。“ソリ”でマウナケアを攻めるぞ!と。これまたカッコわるいんですけど。

そして、道が悪くなってくると、トラックを4WDモードに入れるのです。普段はまず4WDモードなど使うことありません。4WDの車を乗っている人間は、4WDモードに入れたくてうずうずしているのです。心の中で、「俺の4WDの実力を見ろ、マウナケア!」と言っているのです。

でも、そう粋がっていると、対向車線には白人カップルが4WDでもなんでもない乗用車でいちゃいちゃしながらやってくるのです。「うう、マウナケアの懐は広いな!」と敬服するのです。かっこわるいですけど。

そして、雪山に到着です。ハワイ島で雪山に遊びに行く奴はそんなに居ないだろうと、想像していたのですが、行ってみると天気も良かったせいか、スノーボーダーやソリ愛好者がいっぱいいるのです。家族連れでがんがん登っていくのです。ハワイ島では雪を見る機会も無いので、子供に雪とは何たるものか、を教育するのでしょう。

それと同時に、トラックに雪を満載にして、下山するのです。何でそうするのか?と質問はしませんでしたが、多分、庭に雪だるまなどこしらえて、近所の子供を集めて、そこのお父さんが、「子供たちよ、これが神聖マウナケアの雪だ、拝んで遊べ!」と自慢するのでしょう。

適当な斜面を見つけて、ソリ遊びをするのです。斜面を登ってあがるので、そんな長い距離を滑れるわけではないのです。メッシュのランニングシューズで登るので、雪が靴の中に入り冷たいし、普段の上り下り不足より、すぐ疲れてしまいます。いつもは泳いでいるのでなんてことは無い、と思っていましたが、使う筋肉が違うのです。かっこ悪いですけど。

帰りに、夕日と星を見て帰ってきました。

マウナケアスキーリゾートは、乗っている時間より待ち時間が長いリフト、やたら値段の高いラーメンとカレーが売っているロッジ、愛想が悪く警察官と勘違いしているパトロール、学生合コンの場スキースクール、インチキなコース難易度看板などありません。また、いつまでも若い松任谷由美さんの音楽など流れてきませんが、とってもいいところです。

ダイビング終わったあとのマウナケア登山は、時間をたっぷりとりましょう。詳しい注意事項はお問合せください。http://www.oceanspirit.com/